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両親

 そういえば炎関連の美佳と対極の位置に上げられるのが相棒だな。相棒は氷系の魔法を扱える。それもかなり強力なものだ。美佳との相性は悪そうだが、考えてみれば美佳のデメリットをある程度緩和できる可能性もあるわけだ。


 まぁそれはま他今度考えよう。今は美佳のレベル上げだな。


「次、来たぞ」


「はい!」


 ホブゴブリンを拘束していく。それにたいして美佳が簡単な炎魔法で燃やしていく。


 相変わらずホブゴブリンを一撃とは飛んでもない威力だよな。


「よし、今日はこれぐらいで上がるか」


 時間にして午後4時半になる。魔石は14個の回収だ。なぜか俺が一人でさらに多くのホブを倒した時よりも多い数だ。なぜ...。


「そうですね、じゃあワープして戻りましょうか」


「おう」


 来た時と同じように美佳と入り口に戻る。今後の課題は美佳のデメリットの解決だな。


「あ、7個の魔石渡しておきますね」


 基本、美佳のマジックバックにドロップアイテムを収納してもらっていた。その方が楽だからな。


「ありがとう」


 その魔石を俺の鞄にしまい、改札をでる。続いて美佳も改札をでるが...。


「どこだここ...」


 出てきたのは俺の知らない場所だった。


「あ、うちの最寄りの入り口ですね」


 もしや人ごとにワープで帰る入り口地点が決まっているのか?そういえば俺は美佳と一緒にもどってきたからな。


「なるほど、じゃあここで今日はお別れだな」


 俺はここからだと少し自宅への時間がかかりすぎる。ダンジョンに引き返して単独でワープを使う必要がある。美佳はお迎えが来るだろうから俺が送らなくても大丈夫だろう。車の運転手さん、結構腕が立ちそうだしな。


「そうですね、本日はここで。また来週の日曜日にお会いしましょう」


「おう、じゃあな」


「はい、お疲れさまでした」


 改札からダンジョン内に入る。今日はここから入ったわけじゃないのにここに飛んできたってことは初めてボスを倒した時に入った入り口が記録されるのか...。


 いや、一番回数が多い場所かもしれない。


 まぁそんなことは気にする必要はないな。ワープの能力でもう一度入り口をイメージする。


「飛んだな...」


 階段を上って改札を出るとそこは見慣れた自宅から最寄りの入り口。


「ダンジョンは案外、謎が多いな」


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


「ただいま」


「お帰りお兄ちゃん!」


 なぜか2重扉の玄関が開いていて、靴を脱いでただいまといった瞬間に横滑りしながらきららがでてきた。なんだその勢い。


「今日はやけに元気だな」


「ご機嫌きららちゃんです!」


 なぜかは知らないが機嫌が良い様子。何かあったのだろうか?


「なにかいいことでもあったのか?」


「来週の土曜日、お父さんとお母さんが一緒にお休みなんだって!」


 それはまた珍しい。


「帰ってくるのか?」


「帰ってくるって言ってたよ!」


 そうか...父さんと会うのは久々だし、聞こうと思っていいたことが効けるな。


「久しぶりだな、父さん休み」


「9か月ぶりじゃない? 帰ってくるのは」


「そういえばそれぐらいだな」


 前に父さんがうちに帰ってきたのは2月あたりだったはず。きららと俺にチョコをたくさん買って帰ってきていたな。


「楽しみだね!!」


「そうだな」


「それじゃあご飯とお風呂どっち先?」


 正直な話今日はタイムアタックをしたわけでもないので汗もかいてないはずだしどちらでも構わないのだが...。先に風呂に入っておくか。


「先に風呂をいただくよ。片付けもあるからきららが先に入っておいてくれ」


 魔石の入った鞄がある。いい加減換金しないとかさばり始めるころだし...明日ないし明後日当たりに換金しに行こう。


「はーい!」


 きららが風呂に入りに行ったので俺は二階の自室に鞄等をおいて、その後はニュースを見ながら待つ。他愛もない天気予報の話。あーそろそろ雪が降る季節か。


 札幌に住んでいると北海道でも札幌でよかったと思うときがある。他の...お隣の小樽などはかなり雪が降るのに対し、札幌は積みあがるまでの雪が積もることはあまりない。


 とは言っても最近は氷河期の到来か少しは道の脇に雪が積もることが増えてきた。


 寒さには今後備えなくては。


「あがったよ~」


 どうやらきららが上がった様子。俺も入るとするか...。

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