きららと友達
今日は魔石が7個回収できたから少し景気もいい。探索者ってのは10人に1人しかDクラスの魔物を倒せるようにならないが、10人に1人ができる仕事にしては命の危険もあるからか金の入りがいい。
しかも俺の場合は安全を優先して日当7万円レベルだ。土日両方こんな感じだったとすると一週間の稼ぎは14万になる。日平均2万で、フルで働けば年収700万になるわけだ。北海道の平均年収は昔から大分改善されて600万になったがそれすらも上回る数字になっている。
Bクラスにすらなっていない探索者でこれだ。Bクラス以上ともなるといったいどれだけ稼ぐことができるのだろうか。
そんなことを考えがら家に帰ってきて、玄関の戸を開けると、靴の数がいつもよりも多かった。
きららが誰か友達でも連れてきているのか。とりあえず帰りだけはつたえておかなければ。
「ただいま」
珍しくきららが騒がしく出てこない辺りきっと勉強しているのだろう。リビングの方に行くと、案の定きららとその友達らしき子たちが勉強をしていた。
「あ、お帰りお兄ちゃん」
どうやら俺の帰宅には気が付いていなかった様子。
「あ、お邪魔してます!」
「お邪魔してます!」
きららの友達さんたちに挨拶された。二人とも勉強を頑張っている様子。
「はいよ、ゆっくりうちのきららと勉強していってくれ」
二人にそういった後、俺は邪魔になってもあれなので、俺はその後すぐに二階に上がって明日の学校の用意などを行う。
しかし、きららが友達を呼んでいるところなど久々にみたな。仲良くやってるようでよかった。とりあえず今日は疲れたし、風呂と晩飯の前に一度仮眠を取ろう。
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「お兄ちゃん、起きて。お風呂の時間だよ」
きららに起こされて目が覚める。時計を見るともう九時になっている。風呂入らんとさすがにまずい。
「起こしてくれてありがとう、きらら。風呂入ってくるよ」
「はーい。晩御飯用意しておくね」
きららはそう言って俺の部屋から出て行った。きららはもう風呂に入っていたようだ。
風呂に入ってから出てきたら、案の定机に並べられていた料理は海鮮系の食べ物であった。これは手巻き寿司かな?
「今日もまた豪華だな」
「うん、余っちゃうとあれだし。ちなみに私が作った唐揚げも巻けるよ!」
うちは手巻き寿司で唐揚げを巻く派の家庭だったらしい。まぁ手巻き寿司なんて数えるほどしか食べたこともないし、ひと様の家がどういう派閥なのかも知らないが。
「「いただきます」」
二人でいろいろなものをのりで酢飯と共に巻いて食べる。何というか、普通の米よりも酢飯の方が唐揚げに合うようで、かなりの数の唐揚げを食ってしまった。
「明日腹が痛くならないといいな」
「そうだね、食べすぎちゃった」
きららと共に食後のかたずけをして時計を見ると、すでに11時を回っている。ゆっくりきららと話しながら食べていたからだな。
「じゃあお休みお兄ちゃん」
「おう、おやすみ」
きららに挨拶をいって、自室に戻る。とりあえず、明日は帰りにダンジョンによる感じだから一応魔石収納用の袋を鞄の中に入れておこう。
明日多め投稿になるので本日は短めです。




