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リア充爆発しろ、は普通に祝福の言葉という

結論から言えば、戦い自体はかなり楽だった。

正義を除いて。

実際、正義以外の風紀委員と生徒会達はだいぶ楽に戦いを進めていたらしい。

今回は二十人を、決めれば良いだけなので、なにも完全なバトルロイヤル形式になる必要はない。早々に仲の良い者達は集まり、グループ対抗戦の様相を呈する。

ただ、今回は修学旅行というのが、ミソだった。

グループで動いてる者達は、基本的にそのグループと共に旅路を行きたい。そのため、脱落者が一人出れば、大体グループ全員がギブアップを宣言する。わかりやすく言えば、グリーン車へのモチベーションが、「まあ、快適な方がいいよね」くらいで、普通に低かった。

では、孤高を貫く者達はどうか。こちらは、様々である。「フッ」と鼻で笑い、僕はこんな低能な連中と違って修学旅行ではしゃぐお子様じゃないですよ、ムーヴをして数の暴力にあっさりやられるもの。本気で興味がないので、自衛はするが基本的には見に徹する者。──そしてしれっと漁夫の利を得る狡猾な者。各々が望むと望まざるに関わらず孤高であるため、ある意味でパターン分けが難しかった。

そして、第三勢力。カップルである。彼らは最初から、戦いに参加しない者が多数であった。グループ戦法達以上に、二人で椅子に座る、ということを重視したためである。もちろん、カップル双方が腕に自信があり、グリーン車を勝ち取る強者カップルもいたが。


では、我らが正義はというと。


「もうグリーン車とかどうでも良いから、うせろー!!!!!」

「日頃のうらみじゃーーーー!!!!」

「毎日、毎日、見せつけやがってくそが!」

「真の爆破を味あわせてやる!」

「リア充は!」

「爆発しろ!!!!」


「身に覚えが全くねえよ!」


暴力の雨あられをその一身に受けていた。

全ていなしたり躱したりしているので、無傷であるが。


「うるせー!」

「むしろ、あれで身に覚えがねえんだったら、余計に俺たちから殺されろ!」

「見てくれだけは! 見てくれだけは、一応上等の龍華院と、毎日同じ屋根の下で暮らしているくせに! 」

「見てくれ以外も上等だろうが」


あと、お前らフィオナに殺されんぞ。


「はあー! のろけですかー!」

「もう言い訳できねえぞ、鈍感難聴ムーヴしても許さねえからな!」

「ということで、しね朝日奈!」

「『リア充は、爆発する! 』」


なんかものすごい詠唱の後に、爆弾を投げつけられた。

正義はバットで優しく優しく受け止めて、丁重に全力で爆弾をお返しする。


「ぎゃー!」

「お前! あいつは非リアだったのに、爆死なんてさせられて! そんなことして心は痛まねえのかよ!」

「痛む余地ねえよ」

「うわ、ちょっとまて、俺を捕まえてどうするつも………………いやあああああああ!(野太い声)」


汚ねえ遠距離武器(同級生)を、他の馬鹿どもに投げつける。五人巻き込んでくれた。


「くっ……惜しい武器を亡くしてしまった……」


外道。

人でなし。

非リアどもは泣き叫んだという。



「それで、マサからあんなこと言われた訳ですが、いかがですか解説の龍華院さん」

「え、当然じゃない。 わたし、だし」

「うーん、龍華院さんは龍華院さんで、マサのことを責める権利はないですね。 ありがとうございました」

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