62.空前絶後のお金
「即興小説トレーニング」にてお題を頂いて書いております。
お題:空前絶後のお金
いろいろタイムリーなお題が回ってきたが、この話数が公開されるのは大体二週間後なのでその頃にはまた落ち着いているだろう。
もしも大金がなんの前触れもなく降ってきたら? という夢物語は、誰しもが一度は描いたものだと思う。授業中に自分がヒーローになって悪い奴や気に入らない奴を倒す妄想をするぐらいの頻度ではあるはずだ。あってほしい。
数千万か……私にとっては途方もない額であるし、それがいきなり口座に振り込まれたらそりゃ目を疑うだろう。使うかどうかはともかくとして、正に夢のようだ。
しかし最近はなにかとお金がご入用な時代。それだけあっても仕事を辞めるまでに至ることはできるだろうか。
一億円だったら多分辞めてしまっているかもしれない。そしていつも通りの生活を暮らせば何事もなく老後も越せるだろう。
だけど金はあればあるだけ使いたくなるのも事実。
「一億円あるんだから、百万ぐらいは豪快に競馬やなんかで使っちゃおう」みたいな発想が湧き上がるのは否定できない。多分私も使ってしまいそうになる。当然、不正や手違いで手に入れたお金は捕まっちゃうので使いません。宝くじとかで当たったお金ならおそらくやっちゃいます。
ただ問題なのは、それを続けてしまうことだ。百万消えてもまだ九千万以上あるから余裕とたかをくくり、何度も何度も百万を費やしてしまう。儲かればそれはそれで万々歳だがたいていは赤字になる可能性が高い。ギャンブルは怖い。
そして気が付けば一億の束が数十万に、なんて漫画のようなことも実際にあるかもしれない。
そもそも大金なんて沸いてこないんですけどね。
こういう妄想をした後に襲ってくるのは現実。
明日も仕事だがんばるぞい。
宝くじ買ってないけど一等当たらないかなあ。
そんな不毛なことをときたま考える。




