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61.俺の行動

「即興小説トレーニング」にてお題を頂いて書いております。

お題:俺の行動

 最近、俺の後ろにぴったりとついてくる奴がいる。

 迂闊に街で話しかけたのが運のツキ。どうせ短文で終わると思いきや、「魔王と戦うのか? 大変だなあ、俺も昔は大賢者になりたくてよお」と何スクロールも長々と話を続けられ、しまいには「俺も一緒にいくぜ!」と、勝手に仲間になってきた戦士だ。

 なんでかわからないが戦士は隣を拒み、何故か常に俺の後ろをついてくる。

 俺が止まれば戦士も止まり、俺が動けば戦士も動く。そこにイレギュラーはなく、確実に一定の距離感を保ってそこに位置している。


 正直、怖い。背後にしっかりと気配を感じるのがこんなにも恐怖を感じるとは思わなかった。やめてくれと拒みたいのだが、後ろを振り向いても戦士はいない。

 そう、戦士は常に俺の向いた方角の反対に必ずいるのだ。


 仲間にする順番を間違えた。これがもし可愛い女魔法使いやおっとりした女僧侶だったら最高の気分なのに、いかんせんむさくるしい半裸の鎧を着た男の戦士。 ただただ恐怖以外のなにものでもない。

 幸い、戦うときだけ一時的に離れてくれるので戦闘面はなんとかなる。戦いが終わればすぐに俺の後ろにぴったりとくっつくが。なんなんだよ背後霊かなんかかよ。


 ふと疑問になる。この状態で宿屋に泊まったらどうなる?

 二つ用意されたベッドで、戦士はおとなしく別々のベッドに離れてくれるのだろうか。


 ………………


「おや、昨夜はお楽しみでしたね」


 試さなきゃよかった。

なんかお題とかけ離れた気がする。

仲間になると主人公の後ろに配置される系の世界でした。

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