40.栄光の発言
「即興小説トレーニング」にてお題を頂いて書いております。
お題:栄光の発言
世の中には二種類の人間が存在する。
過去を大切にする人間と、今を大切にする人間。
「昔はよく言われたもんだよ、大番長の赤尾様だってな!」
「わかるわかる、俺も昔は神童と呼ばれるほどの逸材でなあ」
「お前はどうだ? 昔からもやしっ子で大して目立ってないんじゃないか?」
過去の栄光にすがりつき、いつまでも昔の自慢話だけを垂れ流す奴なんて見るだけで吐き気がする。
俺はこんなふうにはなりたくない。
「我が社もようやく軌道に乗ってきたところでね、今が一番稼ぎ時だよ!」
「仕事もプライベートも順調よ、今、私最高に輝いてるわ!」
「きみは今なにしてるの?」
今という現実に妥協し、催眠術のように自己暗示する連中なんて反吐が出る。
今の状況で満足なんかしていたら、この先上に進めないよ。
俺は、過去も今も大切にしない。
大切にすべきは、未来だ。
「おばちゃん、ジャンボ宝くじ百枚!」
未来への先行投資。今日も俺は数億円を手に入れるために戦い続ける。
いかんなこれ。
よくわからんし単純につまらない。




