37.急な作品
「即興小説トレーニング」にてお題を頂いて書いております。
お題:急な作品
うおお遅刻した! 今日学校に遅刻してしまったら先生にめちゃくちゃ怒られる。
朝食を食べている暇はない。俺はいってきますも言わずに寝起きとともに外へ出た。
「のおおパンクしとるー!」
愛機『ミラクルバイシコー』――別名俺の自転車が前輪後輪ともに穴が空いている。昨日めちゃくちゃな漕ぎ方した反動がいまになってわかるなんて。
仕方ない、お金は惜しいがバスを使うしかない。
バス停に向かうもたくさん並んでいる。これじゃ乗れたとしても乗り降りでだいぶ遅れるかもしれない。
こうなれば走る。
走るしかない!
出力最大で疾走だ!
帰宅部の秘密兵器と呼ばれる俺に体力なんてあるはずもない。開始一分でギブアップ。
だけどここで諦めるわけにはいかないんだ!
全速力で再び駆け巡る。
遅刻したくない一心で、自分の限界を打ち破れ。
追い風が俺に味方する。ぬるいがいまの俺には丁度いい。
ランナーズハイというものだろうか、いまの俺は疲れ知らず。このままどこまででも行けそうだ。
そして学校に着いた。
「おはよございます!」
「遅刻だしパジャマだしお前今日は覚悟しとけよ!!」
――間に合わなかった。
急いで書きました。




