表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/518

32.気持ちいい雪

「即興小説トレーニング」にてお題を頂いて書いております。

お題:気持ちいい雪

「というわけで、明日はお足元にお気をつけください」


 雪だるまマークがあちこち映る画面を背にし、気象予報士はぺこりとお辞儀をする。

 明日の天気予報を確認し終えると、大悟はテレビを消して深くため息をついた。


「明日は雪か……」


 寒い滑るはまだ百歩譲る。大悟にとって一番嫌なのは、交通機関に影響を及ぼすということ。遅延は避けられず、より混み合う可能性だって高い。

 就寝前は常に気だるくなるが、雪となると余計に憂鬱だ。大悟は酒を一杯浴びてから眠りにつく。

 明日はいつもより早く出勤しよう。ああ、面倒くさいな。


 子どもの頃の雪といえば楽しみで仕方がなかった。

 積もっていれば通学途中でも雪合戦はお構いなし。学校に着く頃にはびしょびしょになるぐらいだ。

 全てが新鮮で、気持ちよくて、楽しくて。

 毎日雪が降ればいいのにと、ずっと思っていた。


 雪が降ってあれほどまでに充実した時期は、もうとっくに過ぎている。

 朝になり、目を覚ます大悟の瞳からは、涙がこぼれていた。

 暗い、暗いよ。

 このお話はフィクションです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ