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150_私の善人

「即興小説トレーニング」にてお題を頂いて書いております。

お題:私の善人 必須要素:フォロワーの誰かに○される

 今日も私はSNSで喧嘩する。

 きっかけはいつも瑣末なもので、今回で言えば『散歩してたら急に雨が降って大変だった』という投稿内容によるもの。


『折り畳み傘くらい持参しないんですか?』

『散歩できるくらい暇なんですねー』

『雨が降って助かった人だっているんですよ』


 思想の違いが抗争を生み、文字と文字のせめぎ合いが始まる。

 打たれ弱い私はいつも喧嘩に負け、泣き寝入りするようにそっとSNSの画面を閉じるのだった。


 不思議なのは、喧嘩に負けた翌日のこと。

 昨日私と言い争いをしていた相手のアカウントが無くなっているのだ。

 それも一回だけではない。喧嘩した相手は全てアカウントが削除されている。

 いわゆる喧嘩するためだけの使い捨てアカウントというわけではない。数万フォロワーを超えるユーザがフォロワー数人の私に数の暴力で攻めてきたときも、フォロワー数万越えユーザのアカウントは消えていた。

 反省の気持ちが強すぎて消した可能性もあるが、全員がそんなことをするわけがない。

 ただ一つだけ思い当たる節は、私のフォロワーの一人に少し物騒な輩がいること。


『こいつ許さん』


 私が喧嘩中のとき、フォロワーがぼそっと喧嘩相手のことを呟いた内容をよく見る。

 まさかこの人がなにかやっているのではないだろうか。

 ほんの偶然かもしれない。

 だけどそう思うことで、私の心は少しだけ気が晴れる。

 批判だらけの罵倒を浴びる中、この人だけは私にとっての善人だ。


 今日も私はSNSで喧嘩する。

 喧嘩して、へこんで、寝て、寝た後は。

 今日も相手は消えている。

なにを書きたかったのかわからんでござる。

世にも奇妙な不完全燃焼。

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