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140_少年の部屋

「即興小説トレーニング」にてお題を頂いて書いております。

お題:少年の部屋 必須要素:Twitter

『僕の部屋、汚くなったからちょっと片付けないと』


 見間違いかと私は目を擦るが、この画像には見覚えがあった。

 私が日々Twitterで推しているとあるアカウントが自部屋をアップしたのだが、これはもしや私の隣の部屋、つまりは弟の部屋ではなかろうか。

 このゲーム機の並び、この学習机、そして若干はがれたアニメポスター。

 間違いない。この少年の部屋は、私の弟の部屋だ。


 よもや私のお気に入りが弟だとは思いもしなかったが、これはこれでそそるものがある。顔出しはせず音声合成読み上げソフトを使用したゲーム実況をしているが、Twitterではわりとプライベートな部分を曝け出している。

 私はどちらかといえば後者に興味があり、実に私好みの趣味性格をしていたのでついついハマッてしまったのである。

 血は争えないというのだろうか。趣味が一緒なのはやはり姉弟というやつか。

 ……ただ一つ、実に解せないところがある。

 母親や父親のことはたまに話題にするのに、姉である私の話題は一つもない。

 褒める貶すとか以前に、一度たりとも上がらない。まるで存在していないかのような扱いだ。

 許せん。


「次からはちゃんと私のことも呟くのよ」


 弟にそう提言した次の日、私の推しのアカウントは削除されていた。

なんだこのオチは。

推しが身内だった展開、リアルだと気まずい。

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