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136_東京吐息

「即興小説トレーニング」にてお題を頂いて書いております。

お題:東京吐息 必須要素:即興小説のステマ

 ボツ。

 ボツ、ボツ、ボツ、ボツ、ボツ。

 ボツという言葉を聞きすぎて何度ため息をつくことになっただろう。体がかゆくなるぐらいボツのマシンガンであった。

 意気揚々と持参した原稿は紙くずと消え、また書き直してこいと怒鳴られる始末。

 いまこの東京で一番辛いのは、他の誰でもない自分だと訴えたくなる心境。

 しかしそんなわけもなく、彼よりも苦しい人間などごまんといるはずだ。

 彼の吐息はしょせんあってないようなもの。東京吐息はむなしく消える。


 これからどうしよう、とコンビニで買った甘酒を呑んで考える。あれだけボロカスに言われた手前、また心機一転がんばる気持ちにはなれない。

 暇つぶしに『即興小説トレーニング』に流れている小説を読んでみる。

『即興小説トレーニング』とは誰でも気軽に書ける場であり、匿名でも投稿可能な素晴らしいサイトだ。

 与えられたお題を基に、制限時間を決めて執筆。お題はランダムであり、ムチャぶりという必須要素も追加することができるラーメン屋のトッピングシステム。

 制限時間もこちらで決めても良いしランダムでも良し。即興小説トレーニングで提供された投稿フォームで時間が過ぎると強制的に執筆終了。ありのままの姿を曝け出すことになるのだ。


 そんな赤裸々うららなサイトではあるが、各々の魂こもった投稿作を見るのが楽しみである彼は、今日も数々の即興小説を見ては元気になるのであった。

ステマ、ステマか?

ステってるのか。

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