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【漫才】駅員さん

作者: 郁田巧

漫才「駅員さん」


漫才コンビ:はらみしま


ボケ:原くん

ツッコミ:三島くん


二人「どうもよろしくお願いします!はらみしまです!」

ボケ「僕が原で、そっちが福山雅治です」

ツッコミ「そうそう、僕が福山雅治で…って違う!三島です。東海道新幹線の駅名と同じです」

ボケ「ねえ、三島くん」

ツッコミ「何?原くん」

ボケ「僕ね、駅員がやりたいんだ」

ツッコミ「いや駅員っていっても大変だよ?」

ボケ「三島くんは鉄道オタクだからそこらへんはよくわかってるわけでしょ?じゃあ僕がやってみるから、三島くんはなんか悪いところあったらダメ出しして」

ツッコミ「わかった」


ボケの原くんが掃除の仕草をしてる。


ツッコミ「原くん、原くん。何やってんの?」

ボケ「いや、駅の清掃を」

ツッコミ「そんな始発が来る前の仕事はいいからさ、駅の仕事やってくんない?」

ボケ「僕の地元はそうだったから」

ツッコミ「いやいや、そういうことじゃなくて、助役や駅長とかがやってる感じのやつやってくんない?」

ボケ「わかった」


ボケの原くんが猫の仕草と猫の声帯模写をする。


ツッコミ「あのさぁ、それたま駅長だろ」

ボケ「いや駅長の仕事だよ」

ツッコミ「駅長とは言ったけどさ、人間の仕事でお願いします」

ボケ「わかった」


ボケ「♪六甲おろしに、さ〜…」

ツッコミ「ちょっとまってちょっとまって。あんたどこの駅でやってんの?」

ボケ「甲子園」

ツッコミ「あのね、阪神電鉄の駅員が全員タイガースファンで、試合のたびに六甲おろしを歌ってるわけないでしょ?そんなの聞いたことある?」

ボケ「ない」

ツッコミ「でしょ?君1人だとたぶんダメ出ししか出ないから、僕がお客さんをやるから、原くんは駅員やって」

ボケ「わかった」


ボケ「降りられますお客様を先にお通しください。この電車はこの駅までです」

ツッコミ「なんでだよ!当駅止まりの電車じゃねえか」

ボケ「違う?」

ツッコミ「途中までOKだったけど、そういうのいらないです。あと、駅なんかだとよくあるのが、飲み過ぎて吐いちゃうお客さんですよ」

ボケ「あ〜、ありますね」


ツッコミ「ウゥエッ!ウゥエ!」

ボケ「お客さん、大丈夫ですか。ウウゥゥエ!」

ツッコミ「なんでもらいゲロしちゃうんだよ駅員がよ!」

ボケ「ウウゥゥエ!」

ツッコミ「助役ももらってんじゃねえよそんなもん」

ボケ「ウウゥゥエ!」

ツッコミ「車掌ももらってんじゃねえよお前」

ボケの原くんが餅を吸う形態模写をする。

ツッコミ「お前は餅を飲んでるだけだろ!関係ねえだろ何やってんだよ!」

ボケ「ウウゥゥエ!」

ツッコミ「そら吐くわお前」

ボケ「鉄球」

ツッコミ「ありえねえだろ!鉄の玉を飲むおじさんか。そうじゃないでしょ。駅の仕事は朝の通勤ラッシュが1番大変だからね」

ボケ「そんなの普通にできるじゃないですか」

ツッコミ「いやすごい混雑路線だとね、お客さんを押し込まないと発車できないこともあるんですよ」

ボケ「あら、そう?」

ツッコミ「僕がお客さんやるから、原くんは朝ラッシュの時の駅員やって」

ボケ「わかった」


ボケ「はい押しまーす、中程までお進みください」

ツッコミ「頭を入れんな、スクラムじゃねえんだから」

ボケの原くんが肩で押す。

ツッコミ「肩で押すなモールじゃねえんだから」

ボケの原くんが張り手をする。

ツッコミ「張り手すんな、相撲じゃねえんだから」

ボケの原くんが三島くんの腰を持つ。

ツッコミ「まわしを持つようにすんな。本当の相撲じゃねえか」

ボケ「違うの?」

ツッコミ「ほぼ全部違うよ。原くん、君に駅員は無理」

ボケ「わかった。次は運転士やるよ」

ツッコミ「いいかげんにしろ」

二人「どうもありがとうございました!」


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[一言] 原くんも駅名から?
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