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141、色々買いました。

 



 家具屋さんで少しのんびりしていたら待ち合わせの時間になりそうだった。


「一旦、ご飯の所に戻ろう?」

『のどかわいたー。イッポもあるけない!』

『あ、わたしも!』


 くだものをミキサーにかけて作るフレッシュジュース屋さんがあったので、そこで買うか聞いたら早く歩けと言われた。何だか腑に落ちないけどサカサカ歩き出したので何も言うまい。


『カナタ!』


 少し遠くにハデな人達がいるなと思ったら、そこからバウンティが走って来た。

 何か犬なのは置いといて、後ろに見えるカートが山盛りだ。何をそんなに買ったんだろうか……。


「あそこでジュース買うけど何か飲む?」

『……パイン!』


 ――――でしょうね。


 皆の分も注文し、マッタリ休憩しながら他に観たい店が無いか確認した。

 カリメアさんはもう少し下着屋さんや雑貨屋さんを見たいそうだ。ゴーゼルさんは時計を見たいそうだ。私とバウンティと子供達はバウンティの洋服を見に行く事になった。

 今回は一時間後に集合になった。一先ず、男性陣で今購入済の荷物を車に積んでもらう。


「じゃ、私達は先に行くねー」

『手荒く扱わないで頂戴よ?』


 鬼が二人いるな。と思っても口には出さないが。確実に鬼は二人いる。

 バウンティが駐車場から戻って来たので手を繋いで歩く。アステルとイオは二人手を繋いで私達の前を歩いている。見たいお店を見付けたら、走らず、黙って行かず、『あそこ見たい』と言うと約束をしている。イオはチョイチョイ忘れ気味だか、アステルが上手いこと手綱を握ってくれている。


「ここのお店、海外物だからサイズあるかもね!」


 サイズと言うか、ズボンの裾の長さが足りない。普通のだと全部ロールアップするしかないようなつんつるてんだった。


「いらっしゃいませー」

『『コンニチワー』』

「えっ、うん。こんにちわー」


 ローレンツで馴染みのお店で声かけられるから、『いらっしゃい(が聞こえたら『こんにちは』を言わないといけないと思い込んでいる節がある。そして日本語のいらっしゃいも覚えてしまったようだ。店員のお姉さんがキョドって挨拶していて申し訳無かった。


「むむっ、バウンティ……この細身のスキニー買おう。うん、買おう」

『薄い灰色? 汚しそう』

「汚してもいい。穿こう。きっと格好良い」

『買う!』


 ――――よし、チョロい。


 バウンティは割りとダボッとしたズボンの方が好きらしいが、私の中の流行りは細身なのだ。

 バウンティの好きそうなチノパンやカーゴ、ジーンズも買う。

 

「あ、スウェット欲しい」

『……汗?』

「…………? あ! 洋服の種類。スポーツだったり、部屋着のだらっとした感じの時に着るやつ」


 売り場からスウェットの上下を取って見せる。黒のベロア生地。秋向けなのか少し薄手な感じだ。

 バウンティがマジマジと見たり触ったりしながら悩んでいた。


「私、コレ買うねー」

『……男用じゃないのか?』


 メンズのSサイズは少しダボッとしていて好きなのだ。袖と裾が長いので、寝る時に手足が隠れて温かいという利点がある。


「コレがいーのー」

『…………俺も同じの欲しい』

「そ? 黒で良いの?」

『ん! これもお揃いだな!』


 何か嬉しいらしい。外では恥ずかしいけど、室内着だしまぁ良いだろう。

 



 ちょこちょこウインドーショッピングをしながら、待ち合わせ場所に戻った。


「おー、また増えてる。お金足りました?」

『ええ大丈夫よ。それにしても、ここは購買欲がそそられるわね。ローレンツにもこういった区画を作ろうかしら?』

『お、えーのー! 市長と話し合ってみるかの』


 会話のスケールが大きすぎてついていけない。皆で荷物を運びながら駐車場へ向かった。

 車の荷台がパンパンで、座席まで荷物が侵入してきた。なんとか乗り込んで帰路に着く。


「いやー、楽しかったねぇ。カリメアちゃん、柄物ワンピースとか、プリントティーシャツとか、色んなサイズ買ってたけど何でだったの?」

「――――だそうですよ?」

『キャシー様やサーシャ様への、献上品よ』


 そういえば、ローレンツというか、あちらの世界には余り柄々した布地が無い。チェックやストライプはあるが、花柄などは無い。


『ベリンダにも色々買っておいたけど、写真のような柄のワンピースなど見たら悔しがるでしょうね。ふふふっ』

「柄々のって可愛いですよね」

『ええ! 着るのが楽しみだわぁ。大切に着倒すわ!』


 着倒すのか。カリメアさんの本気が伺えた。

 走り出して二十分で子供達とゴーゼルさんが寝落ちした。皆で笑いつつも、声を落として話した。




 荷物も多いし、時間も割りと良いし、「めんどくさーい」と言うかぁさんの意見もあり、夕飯は外で済ませる事になった。


「どこがいいかなぁ?」

『鍋!』

「熱いし」

『シラタキ!』

「鍋の具材な!」


 バウンティとわーわー言っていたらお鍋屋さんで良いといわれた。バウンティは『シラタキ! シラタキ!』と喜んでいた。安上がりなヤツだ。

 今回もタッチパネルで注文出来るお店に来た。鍋が二つ置ける長めのテーブル席に案内された。

 何となくそうなると気付いてはいたが、ゴーゼルさんが楽しそうに注文係をやっていた。

 



 すみません。寝落ちしてました(土下座)

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