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「リアル」と「リアリティ」

ハーイミナサン小説サイトではお久しぶりでございます納豆です。

覚えてない人と実際はじめましての人はじめまして。


別に創作から離れたとかそういうことはございません。

私は現在はDLsiteとかFANZAとかそういうところで売る叡智な同人に注力しておりまして、むしろ今まで以上に頭の先まで創作にどっぷりズッポシぬぷぬぷでございます。

え?内容?言えるわけないでしょこんなところで!BANされるわ。

まあ興味がありましたら私のツイアカからこないだ作った公式HPとかR18アカへと渡るなどしてみるといいですよ。

買ったのが友達に見られると恥ずかしい感じの作品群にたどり着きますので。


さてストーリーのある創作でお金もらう生き方になりますと、今まで以上に創作について真面目に考えないといけません。

いや今まで発表してきたポンチ小説とかコラムとかを不真面目に作ってたってわけじゃないですよ。あれはあれで当時の全力です。

でもそれはそれ。ね?わかるでしょ^^?(圧力)



最近特に考えるのは「リアル」と「リアリティ」の事ですね。


あの、リアルってリアリティないでしょ。


何を言ってるかポルナレフ構文は脳内補完いただくとして、創作でリアリティ感じる表現や描写って変な話別にリアルじゃないんですよ。


将棋で中学生プロ誕生とか、メジャーの舞台で日本人選手が好投手と強打者を兼任とか、まじめにそのジャンルを描く企画書で出したら絶対没でしょ。実物が現れてしまった今でさえ多分そうです。

仮に出すとしたら「実は遺伝子操作で作られたスーパー人類です」と明かされたり、世界で謎の「能力」に目覚めた超人が現れだしたなどの物語の始まり的な使い道しか思いつきません。でなきゃギャグ。


また、現実で最下級の悪人とかそういう方向の話だってそうです。あまりにクズ外道すぎる思考や行動をフィクションでされても「さすがにそこまではねーよ」ってなりますが、やるんですよ。真のクズは。

みなさんの脳裏にはあまりに邪悪すぎる実在の事件とか浮かんでるかもしれません。まあこんなコラムで実例出したらBANまでいかなくても確定で気分を害するんで具体例は差し控えますけどね。

あとは実際の歴史なのにありえねーレベルのバカ君主クソ国家アホ法律とかそういうのも。



さてどうしてリアルにはリアリティがないのか。



別に上記の極端な例を出す必要もないんです。

フィクションのキャラにリアリティ=実在感を付与するには、そのキャラに人格的な一貫性を与えないといけないんです。

読者が「そのキャラの持つ哲学とか思考、生き方がこういうものである」と把握し、そのキャラならこの場面でこういう行動に出るのはまあ納得できるな~みたいなのの積み重ねが創作上のキャラにおけるリアリティなんですね。


でも実際の人間ってそんな一貫してないじゃないですか。

実はこれって当然のことで、一人の人間の中にはいくつもの人格があり時と場合によって都合よくシームレスに使い分けられているんです。

クソみてえな上司クレーマー取引相手に表面の人格でペコペコしながら裏にいる人格で死ねゴミカス野郎と中指立てるぐらい普通でしょう。また仕事の時とリラックス時とかね。

あと古来よりの漫画的描写で財布拾ったときに天使と悪魔が出てくるじゃないですか。あれ実際精神構造の戯画化として正しいんですよ。


余談ですがうまいこと切り替えができないで一個もしくは限られた少数の人格に負担が集中すると疲労骨折的な状態になり、それが鬱と呼ばれる病気です。

またそれとは別に人格同士の連携がうまくいかない状態が統合失調症と呼ばれるものです。昔は精神分裂病と呼ばれていました。


でもそんな一貫しない存在、何かテーマのあるお話のパーツとしては使えたもんじゃないですからね。

作者的メタ視点ではエロ同人の竿役は話の中でヌプヌプを完遂するために造られた人造人間とか強化人士とかそういうのであり、ストーリーで自身の行動がそこに収束する一貫的存在となるように調整を施されているんです。

それが作中で竿という存在にリアリティを持たせる唯一の手法だから。


まあね?創作でも二面性多面性のあるキャラっていますよ?でもそれらも結局「二面性/多面性のあるキャラとして一貫してる」描写をされてるわけですから。



そして一貫性とは別に、リアリティにとって大事な要素があります。

そのキャラの人格が読者にとって理解できる常識を積み上げたらできる存在である、という点です。

作品内の善人も悪人も、天才もバカも、どれだけかっとんでいても理解できる存在の延長線上として作られています。

言い換えれば枠に収まってるわけです。


でもリアリティがないレベルの聖人君子超人もクソ悪人もわけわかんない人も実在するわけですね。

で、人間って存外能力と人格の区別がつかない生き物なんで「常軌を逸した超人≒常軌を逸した人格者」と錯覚し、その結果のバグとしてフィクションで二刀流メジャーリーガー出されてもリアリティがない、と感じてしまうんです。



だから人間観察というインプットはアウトプットの前にちゃんと消化しておきましょうね。

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