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丸七

「那久くん、お疲れ様。」


「シャルロッテ、これでお前を助けられる。」


見つめると引き込まれそうな瞳は、澄んだ綺麗な赤色に染まっていた。


(シャルロッテと共に誰にも見付からずにここから出る方法は?)


《先程入った入り口ではなく、シャルロッテ様の牢獄の隣にある地下下水道へのはしごを降りて光がある方に一直線に進むと、やがてガイセン川という川に出ることが出来ます。》


よし。早くこんな汚い所から、シャルロッテを連れ出さなくては。


「行こう。」


そして、はしごを降りて地下下水道に出る。

匂いが凄いな。これは、早く出ないと衣類にも匂いが付いてしまう。あっちだな。早く出よう。


「うんっ!那久くん!だーい好き!」


シャルロッテに正面から抱きつかれる。

突然の不意打ちだと。。。。。。

可愛すぎて言葉失っちまったじゃねか。

しかも、下水道の中って、場所が良ければもっと可愛いだろうになー。


「だが、今の俺はお前に恋愛感情を持つことは出来ない。

なぜなら、お前を知らないからだ。俺は、お前の過去を知っていても、お前を嫌いになることはない。でも俺は、裏切りられる可能性がある奴に背中は合わせられない。これは、俺が何回も裏切りられたことがあるから言っているんだ。

だから、強要はしないが出来れば話してくれないか?」


シャルロッテが、沈んだ声で言う。


「那久くん、なんで智叡スキルで私の過去を調べなかったの?」


「まぁ、お前には過去を自分で話してもらいたかったんだよ。」


「うん。分かった。こんな素情も知れない奴に背中は預けられないよね。私、那欠くんに好かれる為ならこのくらいやってのけるよ。」


「シャルロッテ、すまない。」



シャルロッテ過去編

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