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丸参

「全部だと…」


すると、シャルロッテがニヤニヤしながら言う


「そうだねー

那久くんは多分、制限とかかかってると思ってるでしょー?

本当に何でも分かるんだよ

例えば、この状況とか調べてみてよ」


(この状況は?全て説明して)


《この状況は、あちらの世界「モルデア」では、神々の対立によって、魔物や魔王、魔族、そして、ケモ耳と呼ばれる獣族が争っています。ちなみに、中には仲良い獣族や魔族もいます。

それで、負けそうになっている人族は伝承により、チートを持っているといわれている異世界人を転移させる為に元バイタル王国第二王女のシャルロッテを派遣させ、他のクラスメイトを転移させました。》


「このスキル、使えるな」


と、那久が素直に関心していると、


「でしょー。そうゆう訳だから、大人しく転移してね」


「《鑑定》」


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


シャルロッテ 15歳 人族 職:なし 状態:異常なし

Lv,38594368

HP:2

MP:2

攻撃:2

防御:2

俊敏:2


スキル

家事


魔法

転移魔法 操作魔法


ユニークスキル

なし


称号

才女 裏切り者 人族の希望


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


「お前、こんなんで俺を転移させられる訳ないだろ」


「そこは、HPをMPに変えるとギリギリだけど足りるんだ」


那久には、そんなことよりももっと疑問があった


「だけどさー。お前死ぬんじゃない?

っていうか、なんで、お前、俺に能力なんて渡したの?

返さないけど、一応聞いておく」


「あのね、軽く流さないで欲しいんだけど、私、シャルロッテは!

彩冬那久くん、あなたの全てに、一目惚れしました!」


予想外すぎる答えに那久は驚く


「えっ?!」


「えっ?!じゃないよ!もっと、他に言うべきことは!」


少しの沈黙のあと、やっと理性を取り戻した那久は言う


「…ああ、そうだな。ありがとう。

だが、俺の過去を見たのにか?」


「もちろん!まぁ、死んじゃうから、今伝えなきゃと、思ったんだけど」


過去に色んなことがあった那久は、どうしても信用ならず智叡スキルを使った。


(シャルロッテが俺のことをどうだった思っているか)


すぐ返答がくる


《シャルロッテ様は、那久様のことを偽りなく愛してます。

ちなみに、未来の旦那さんの理想も那久様です。》


なんでも答えるとは知っていたものの、 人の心まで読めるのは、驚きである。


「お前の気持ちはよくわかった。

俺は、お前の気持ちに答えるかは決めた。そして、もう一つ決めたことがある」


そう、那久はシャルロッテに興味が湧いたとともに、一緒に過ごしてみたくなった。


だから、


「お前は、俺が死なせはしない。勿論、異世界には俺が連れていく。だから、俺のパートナーになって、ゆくゆくは妻となって欲しい」


なぜ、ここまでの言葉を言ってしまったのかは、分からない。

だが、俺はシャルロッテにこの瞬間、惚れたのではないかと思う

だって、ここまで真っ直ぐで正直に俺のことを愛してくれるんだよ。そりゃ、惚れんわけない。

すると、シャルロッテは泣き出してしまった


「おいおい、そこは喜ぶところだぞ?

いやだったら、無理矢理にでも、連れていくけど」


「違うよ、那久くん。

こうゆう時、女の子は喜んで泣くの。

だから、那久くんのいきなりのプロポーズが嬉しくて泣いてるんだよ」


「そうか。それで、答えは?」


「もう。那久くん、分かってるクセに。」


勿論、言葉で言われたいに決まっている。

すると、俺の人生の中で1番いい笑顔でシャルロッテが言った。



「好きだよ、那久くん!

私をあなたの隣で歩かせてください!」



こうゆうのは、普通、男が言うのだろうが俺はあえて、言ってくれと、頼んだ。


やっぱり、こうゆうのって好きな女の子に、言われたいじゃん。


「あっ!あと、那久くん、転移魔法であっちの世界には、行けないよ。」


「えっ?」


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