竜王ですが?
最新エピソード掲載日:2026/03/02
はるか五億四千万年前、この星は六柱の竜王によって治められていた。火・水・風・土・闇・光――それぞれの力が均衡を保ち、世界は一つの大きな生命のように静かに巡っていた。だが星の異変をきっかけに竜の力は揺らぎ、その欠片は“魂”となって新たな生命に宿る。やがて誕生した人類は文明を築き、竜の力を利用し、ついには六大陸そのものを巨大な封印装置へと変えて竜王を眠りにつかせた。
それから幾千年。
現代では六つの大国がそれぞれ封印を管理し、かろうじて世界の均衡を保っている。しかし各地で異常な魔獣が出現し、封印の揺らぎが噂されはじめていた。
そんな世界を気ままに旅する青年がいる。名はブラック・ドラグニル。三年前からハンターとして魔獣を討伐し、その肉を味わいながら各地を渡り歩く放浪者だ。規格外の実力を持ちながら名誉や地位には興味がなく、ただ「世界のうまいものを食べ尽くす」ことを楽しみに生きている。
ある日、光の王国ルミナリア近郊で王女ユリアナが大型魔獣に襲われる事件が起きる。死を覚悟した騎士団の前に現れたブラックは、その怪物をわずか数十秒で討ち倒す。彼にとっては雑魚同然だったが、その圧倒的な強さは王国中に知れ渡る。王女は自由に生きる彼の姿に心を奪われるが、ブラックは次の目的地へ向かう計画を練るばかり。
だが彼自身はまだ知らない。
自らが竜族の末裔であり、世界を再び“統合”へ導く鍵となる存在であることを。
竜の封印が揺らぐとき、自由を愛する青年は世界の命運を左右する選択を迫られる。
これは、竜の記憶と人の魂が交錯する壮大なファンタジー叙事譚である。
巻頭句
原初の六環と、竜の時代の叙事詩
2026/02/28 21:51
(改)
第一章 旅立ち
プロローグ —— 竜の時代の終わり
2026/02/28 21:52
第1話 黒竜喰いは今日も腹が減る
2026/02/28 22:54
第2話 ただの通りすがりだ
2026/02/28 23:27
(改)
第3話 今日の寝床は
2026/03/01 00:21
第4話 白光の街
2026/03/01 02:01
第5話 白マントの願い
2026/03/01 12:32
第6話 山へ続く道
2026/03/01 14:00
第7話 渓谷都市ガルム
2026/03/01 14:57
第8話 渓谷の夜
2026/03/01 15:29
第9話 未知の味
2026/03/01 15:58
第10話 六つの大陸を歩いて
2026/03/01 16:40
第11話 六環均衡のひび
2026/03/01 17:53
第12話 未開の地
2026/03/01 21:55
第13話 禁域と呼ばれる場所
2026/03/02 08:25
第14話 星の病
2026/03/02 14:27
(改)
第15話 竜の紋章
2026/03/02 23:37