その3
湖の南中学校 7月10日。1年C組教室前廊下。
鬼子:3時間目、プールの時間だね。この学校のプールに、水魔が住んでるの知ってる?
真弓:そんなの、いるわけないじゃん。
鬼子:私は、いるような気がするの。変な気みたいなの感じるんだよね。こわいから、朝、お母さんに言って、あ、風邪ひいて頭痛いけどガッコは行くから、水泳休みますって届けを書いてもらった。
真弓:先に教えてよ。朝、メールくれればいいのに。水魔は怖くないけど、男子がチラチラ水着見てくるの、嫌なんだよね。
鬼子:あはは。真弓は、発育いいものね。私は、その心配は皆無だけど。男子に手振ってあげたら?
真弓:もー。他人事だと思って!女子、何人泳ぐかなあ。急に風邪ひき増えるんだよね。
湖の南中学校 7月10日。プールサイド。
先生:準備運動するぞ。体をしっかりほぐせ。終わったら、シャワーを浴びて、整列。
先生:見学の生徒、集合。水泳見学カード、出せ。鬼子は、頭痛か。大丈夫か?
鬼子:えーと。朝よりはらくになりましたが、まだ痛いです。
先生:そうか。テントの下で見学していろ。
水泳始めるぞ。まず、25メートル水中歩行。8列に並んで、前の生徒が5メートルラインに達したら、次の生徒出発。
水泳着の生徒全員がプールに入った時、
鬼子:先生、大変!!水魔が来る!みんなプールから上がって。
先生:お前、何言ってるんだ?
真弓:本当!?鬼子、助けて。
真弓は、プールの一番こっち側のコースだったので、はしっていって引っ張り上げる。
突然、プール全体の水があわだち、さっと引く。
鬼子と、真弓、プールサイドにいた先生、見学の生徒の前には、からっぽになったプールだけが残されていた。
後書き
2日目を見たら、ありがたくも24pvだったので、喜んでその3を書きました。pvが一けたになるのが先か、筆者のアイディアが枯渇するのが先か?続いて頑張りまーす!