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恋をする  作者: 喜楽直人
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ファイナルアンサー?



「結婚してください」


 彼女が好きだといっていたオレンジ色のアネモネの花束を差し出して精一杯の言葉を伝える。


 もっといろいろとプロポーズの言葉を考えていたのだけれど、口から出せたのは結局平凡なそれだけだった。


 花束を受け取ってはくれたけれど、なかなか返事は貰えない。

 そのまま数分? いや数十秒? 気分的には何時間も待たされて、ようやく彼女の唇から言葉が出た。


「ファイナルアンサー?」

「返事をするのは夏巳だろ」


 思わずいつものようにツッコんでしまった。


 少しズレてる恋人は、こんな時でもズレてるのか。

 そんな所も好きだけど。


 笑ってる顔は、もっと好きだ。

 もっとずっと見ていたいし、できることなら独り占めしたい。


 そんな風に思うようになっての一世一代のプロポーズ。



「オレンジのアネモネの花言葉はね、冒険心と忍耐なの」


 そんな結婚がいいの? そう笑う君となら、そんな結婚生活も楽しそう。



 


『140文字で綴るSS小説お題』にて


喜楽直人さんは『ファイナルアンサー』をお題に、140字でSSを書いてください。

と言われたので書いてみました♡



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