ポッキーの日*
幼馴染みのカップルのお話、
「ね♡」
ポッキーを咥え、にこやかに笑う彼女に肩を揺さぶられた。
スマホの日付を横目で確認する。
なるほど、今日は11月11日か。
幼馴染みの彼女とは、先月ようやく付き合い出すことになったばかりだ。
少しくらいそれっぽい進展が欲しいと考えていたのは自分ばかりではなかったらしい。
俺は、にやける心が表情に出てしまう前に、躊躇うことなく一気に彼女の唇から突き出された、エロいチョコレートを噛み砕き、口腔内をチョコ塗れにしたまま彼女の唇に自分のそれを重ねた。
目を白黒させて暴れる彼女の後頭部を手で抑え込み、貪るように味わい尽くす。
バンバンと肩を叩く彼女の指さえ柔らかいと感じる。
涙目になっている彼女が大人しくなったことを確認して、そろりと唇を離した。
「うえぇ、顔が……チョコ塗れになったよぅ」
目元を赤く染めながら、そんな風にしか言えない彼女の口元を、べろりと舐めた。
「!!!」
「うん、甘いな」
甘いのは、チョコか彼女の唇か、それとも彼女という存在の、どれだろう。
#ポッキーの日
11月11日はポッキーの日ですねー




