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鋼女神話アサルトアイロニー  作者: ハルキューレ
地上編~聖域炎上~
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ファイル2 陸上戦闘機ヴリュンヒルド

 ヴリュンヒルド八型は現在ヴァルハラ本部において運用されている新世代型陸上戦闘機だ。その見た目は女性的な美しさを持っており、芸術品と言っても良いレベルだ。女神の彫刻を武装したもの、とイメージしてもらって構わない。

 初代ヴリュンヒルドから六型にかけて、このシリーズは人工知能の搭載量を増やしてきた歴史がある。そしてその集大成として設計されたのがヴリュンヒルド七型。無人陸上戦闘機である。

 それ以前にも無人機は製造されていたが、そのどれもが有人機を上回る成果を出すことはなく、流行となることはなかった。

 そんななかで誕生した七型がシェアトップを誇ったのは当然の結果とも言えた。その為に、今現在人類は苦戦を強いられている。

 人工知能を搭載しない八型計画を聞いた時、私は彼を笑った。イージス艦にガレオンで挑もうと提案されて、二つ返事は出来なかった。しかし、それしか道がないこともわかっていた。

 性能としては七型と大差はない。人工知能を廃止したことで結果的に性能は大幅に下がったため、欠陥機であることは明白だ。私も好きでこんなものを作ったわけではないことをここに記しておく。

 細かい武装に関しては機密事項ゆえ伏せさせてもらう。これを読んでいる貴様が、人間とも限らない。

 一つ、この機体について言及するのならば、実戦運用された現在に至ってもなお、未完成であるということだ。我々は、その未完成さにかける他ない、ということについても記しておこう。


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