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ログ 02
全く。つまらないな。また×××ではないか。
「そんなこと言わないの。回路に塩水かけるよ」
フン、この狭い庭に塩水などあるものか。
「それもそう……でも、あそこになら」
バカを言うな。縁起でもない。発艦するぞ。
「了解。目標、空母赤城周辺の敵陸戦。キー1010010111101011、イノセント・バルキリー、発艦します」
騎士サマから入電だ。偽物は邪魔をするなだと。返答は?
「馬鹿め、でいい」
了解。こちらイー1010010111101011より返答。少しはご自慢の顔の奥にあるタンパク質を使え。てめぇの脳はツルツルか。
「私、そんなこと言ってない」
私が言ったのだ。気にするな。
「そういう問題じゃない……」
そら、もう少しで赤城上空だ。……なあ、もしあの海とやらに行けるのであれば……。
「エンゲージ。ゴメン話は後」
了解した。墜落などして溜まるか。翼は私が制御するから、お前はいつも通り……。
「うん。私はいつも通り、斬ルだけ」
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