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俺がライトノベルを書くとこうなる  作者: とある中学生の小説家体験
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俺と部長の日常

 時は2225年、世界は戦いしか無かった。「我がこの世界の頂点に立つべきだ」、「この世界を支配するのは、俺だ」などを言い世界は滅ぶ寸前だった。

 そんな世界を止めようとしたのは、ザ・ラストサムライ、ホワイトだった。彼は世界が戦いだらけになる前はごく普通の父親だった。しかし数十年前、突如降ってきた隕石により世界は荒れ果ててしまった。そこから権力争いが始まり流れ弾や爆弾により、妻と息子を亡くしている。こんな世界に呆れた彼は力をつけ、この世界を止めようとしている。

 ホワイトは、刀一本でこれまで数々の強者たちを倒してきた。「人間さえいなくなれば、悲しむこともなくなる」彼はいつもそう考え、刀をふりまはしてきました。しかし、それでも世界は平和にはならなかった。そこで彼は、「もっと強くならなければ」そう考えたホワイトは、3年間必死に修行をし、気が付けば頭がはげていた。しかし、なんでもワンパンで倒せる…

 「痛っ」

急にはりせんみたいなもので叩かれた。

「それ、絶対パクリよね」

そう、ここは糸木高校のライトノベル部、俺は部員の星野龍雅(ほしのりゅうが)、そして今俺のことを叩いたのはライトノベル部の部長夢咲恵(ゆめさきめぐみ)、俺と部長は今ライトノベル新人賞に応募するためにライトノベルを書いているのだが、

 「パクリじゃねえよ、俺のオリジナル作品だ」

 「嘘つけ、これワ*パンマンよね」

 「いいや違う、これは愛と感動がつまった俺の自信作だ、パクリなどという卑怯なまねは使わん」

 「まったく、今回は真面なやつ書いたと思ったらまた変なの書いて、いいから書き直しなさい」

 「いやだから...」

 「早く書き直しなさい(怒)締め切りまであと少しだから」

 「はい…」

ったく部長は、こんなに素晴らしい作品を出せば審査員も一瞬で合格判定を出すのに…

 「今、変なこと考えてなかった」

 「いや、別に」

部長怖ええええええええええええええええ…

 「そういや他のメンバーは」

 「今日は用事があるからって帰っていったわ」

 俺たち以外にも後二人いて、一人は鈴木圭(すずきけい)アニメオタクだ。いつも「***ちゃんは俺の嫁」などと言い、空想ごっこをしている。もう一人は夜空理奈(よぞらりな)ゲームオタクだ。夜空は美少女で性格が良い、そのため休み時間などは必ず周りに人がいる。そんな彼女がゲーマーと知った時は正直驚いた。そして、さらに驚いたことはゲームを始めると口が急に悪くなるところだ。誰とでも優しく接し、悪口の一つもはかなかった彼女が初めて「死ね、このカス」と言った時は時間が停止したかのように静寂が続いた。まあ、なんやかんやでライトノベル部は4人で活動中だ。

 さて、また一から書き直すか、今回はどんなジャンルにしようか…あ、俺まだ冒険物語書いたことねーじゃねーか。そうと決まれば冒険する目的を決めないと…あ、7つのボールを集めると何でも願いがかなって、いろんな敵と戦っていく話にしよう。これは素晴らしい作品になりそうだ。部長にも伝えておくか、きっと「素晴らしいわね、頑張って書きなさい」と認めてくれるはずだ。

 「部長」

 「何」

 「いいストーリーが思いついたんだが」

 「へえ~、どんなストーリーなの」

 「冒険もので、7つのボールを集めると何でも願いが…」

 「却下」

 「え、まだ全部言ってないのに」

 「はぁ~、あなたの話を聞いた私が馬鹿だったわ、ふざけてる暇はないのよ、早く書きなさい」

む、今の言葉はカチンと来たぞ。

 「部長、ふざけているなんて今のどこを聞いてそう思ってんですか」

 「じゃあ、あなたはふざけてないと言うの」

 「はい、これを思い浮かんだ時、我ながら素晴らしいと思ったぞ」

 「はぁ~はっきり言うわ、これド*ゴンボールよね」

 「言われてみれば似てますね、でも大丈夫です。あっちはか*はめ波、僕のははめはめ波なので」

 「何が違うのよ、かがはになっただけじゃない、いいから書き直しなさい」

 「はぁ~またですか」

 「あなたがパクらなければ書き直しなんてさせないわよ」

 「嫌だ」

 「は」

 「・・・分かりました、すぐ書き直します」

 「急いでね」

僕と部長の日常はいつもこんな感じだ。後二人登場してないが、まぁ次登場させればいっか。



 

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