神様、現る!の巻♡
久しぶりだす。
前作品が完全にネタ切れ起こしてるんで、新しいの上げちゃいました♡
ラブコメとか書いてみたかったんだけど、なんかこれどっかで見たような…っていうそこのあなた!
それはきっと気のせいです………気のせいです!(゜Д゜)
まあ、この感じでグダグダやっていくんでよろしくお願いします☆
非モテ童貞17歳。彼女いない歴=年齢。
そんな俺にある日神様がやってきた。
「あなたの恋を叶えましょう♡」
……………………………………………
現在高校二年生の俺、「定家 守」。
至って普通の家庭に生まれ、普通の生活をして、普通の市立中学を卒業して、普通の高校に通っている。
両親は2年生に上がってから海外に旅行に行っているので、家では大体1人だ。
そう、ただの普通の高校生。恋愛なんて縁がない。そう思っていた…。
***
買い出しの帰りにいつも通るこの神社。
至って普通に見る神社。名前は「恋来神社」と言うらしい。
なにやら恋愛成就を司る神様が祀られてるんだとか。
俺はなんとなくその神社に寄ってみた。別に恋愛なんて興味も無かったし、クラスの女子にそういう感情を持ったことなどあまりなかった。
かなり古くからあるのか、神社の階段はギシギシと音を立てて、今にも壊れそうだった。
俺はできるだけそっと階段を上がった。
ふと、右の柱に張り紙が貼ってあるのに気がついた。
『この神社ではこちらの参拝で参拝してください』
なるほど、この神社には特有の参拝の仕方があるのか。
『まず大股になります』
こ、こうか…?
『両腕を広げてください』
ん?
『そして「アナタがぁ好きだからぁぁぁ僕は死にまシェェェェェン」と叫びます』
アホか!つか古いわ!今時の子知らんわ!
俺は普通に手を合わせて参拝した。
ふとおみくじの入った六角形の箱を見つけた。
ラベルには可愛らしいフォントで「恋愛おみくじ♡」と書いてあった。
馬鹿らしいと思いながら俺は箱に100円を突っ込んで、おみくじを引いた。
引いたおみくじを開くと、またもや可愛らしいフォントで
「☆神吉☆」
神…吉…?
聞いたことないが、こういうおみくじなのだろうかと思っていると、フォントが白く光り輝き始めた。
「うわっ…!」
俺は眩んで閉じた目を恐る恐る開いた。
目の前には、巫女さんの格好をした白い犬のような耳を持った少女がいた。
「おめでとうございます!あなたの恋を叶えましょう♡」
…は?
***
「恋愛の神様?」
「はいそうです!モグモグ」
とりあえず、話を聞くために近くのファミレスに来た。が、この巫女さんの格好のせいでかなり人目が集まっている。
「…それにしてもよく食べるなぁ」
さっきからライス大盛を3回ほどおかわりしている。凄まじい食べっぷりだ。
「いやぁ、この世界に来るの200年振りくらいなんでモグモグ人間界の食べ物大好きなんですよモグモグ」
本当に神様なんだろうか…。
疑いがあるが、まあただの人間ではないのは確かだ。
「すみません!おかわ…グエッ」
「あっ、バカ!」
俺はご飯が喉が詰まったらしい巫女さんの背中を叩いてやった。
「グボハッ…ハァハァ、助かりましたぁ…」
「はぁ、落ち着いて食えよ」
俺はそっと水を差し出した。
「ありがとうございますっ」
彼女は差し出された水を受け取ると、すごい勢いでゴクゴク飲んだ。
「あ…ところで、名前は…?」
「ん?名前ですか?…んー、そうだ、前こっちに来てた時は花沢ノリ子って呼ばれてました」
「誰だよ!」
「前の奥さんの名前だとか言ってましたね」
「バツイチかよ!」
「まあ200年前ですし、古臭いですよね…、そうだ!なんかつけてくださいよ!」
「え?」
巫女さん(元・ノリ子)は目をキラキラさせてこちらを見ていた。
俺は目を逸らそうと手元のメニューを見た。
ふと目に入ったのはデザートの「いちごのスイーツタルト」だった。
…安直だけど、これでいいか。
「じゃあ…タルト…とかでどうだ?」
「いい名前ですね!ありがとうございます!」
「気に入られて良かったよ」
タルトの無邪気な笑顔に内心ドキッとした。
「あっ、そういえばあなたの名前聞いてませんでしたね」
「そうだったな、俺は定家 守だ。」
「守さんですね!よろしくお願いします!」
よろしくお願いします…?
「私、しばらく守さんのお家に住むことにします!」
「はぁ!?」
「養ってくださいね♡」
そんなわけで、神様は俺の家に居候することになりました。
……………………………………………
こんな神様は嫌だ。
「あなたの恋を叶えましょう♂」
「えっ///」
「さぁ、早速君ん家のベッドに行こうか」
「あっはい///」
…アッー♂
次回「神様、学校へ行こうの巻♡」