高尾山の妖怪(あやかし)騒動1
鬼蜘蛛騒動の翌日
鈴女「丈之助!起きな~!」
丈之助「ぐ~、ぐ~、ぐ~」
鈴女「あっきれた!もうお天道様が高いのに!丈之助!~!」
丈之助「ぐ~、ぐ~、むにゃむにゃ~♪」
おいおい、鈴女が怒っているぞ~、丈之助!。
鈴女「フウ~、やっぱり丈之助を起こすには此れね!、猫砲~!」
天井裏からデブ猫が丈之助の心臓目掛け落下する~!
いや、実は作者も体験したけど効果てきめんな起こし方
丈之助「グギャ~~~~~~~!」
胸を押さえて飛び起きた丈之助~♪
丈之助「鈴女~!お前は俺を殺す気か~!」
鈴女「何言ってんの!殺しても死なないクセに!」
丈之助「タマも鈴女の言う事を聞くな!」
タマ「にゃ~」
鈴女「今日は昨夜の鬼蜘蛛騒動を筆頭与力 大和様に報告するんだろう、さっさと用意しなさい!」
この鈴女、人間に化けてる時は物凄く美人で器量も良い
御近所様には兄妹で通している
丈之助「鈴女、耳と尻尾は隠せよ」
鈴女「あいよ♪」
あっという間に耳と尻尾を隠す鈴女
丈之助「よろしい、では大和様の所に出かけるか」
家を出る丈之助と鈴女
丈之助「ん~♪今日も日本晴れだね~♪」
鈴女「丈之助兄様、急ぎましょう♪」
外と家では丈之助への態度が全く違う鈴女
魚屋の政「おう、丈之助と鈴女ちゃん♪今日も兄妹仲が良いね~♪」
鈴女「たった一人の兄様ですから♪」
にこやかに笑顔で答える鈴女
猫を被るって言うけど鈴女は猫又だからね~♪
鈴女「政さん、今夜は鯵とイカを届けて頂けますか?兄様に煮付けで食べさせたいので♪」
政「くぅ~、丈之助にはもったいない妹だ♪」
丈之助「政!うるせい!」
一般町人は丈之助があやかし隠密同心、鈴女が猫又なんて事は知らないんだよ♪
丈之助はただの同心って事になってる
魚屋を後にした丈之助と鈴女は筆頭与力 大和の屋敷に
鈴女「大和様は御在宅ですか?」
大和「おう、丈之助と鈴女、入れ」
二人の前に集眼の侍が~!
丈之助「大和様、昨夜の鬼蜘蛛騒動の件です」
丈之助は事の顛末を大和に報告した
大和「生き残りは同心の二人だけか!」
丈之助「岡っ引き達は皆鬼蜘蛛に喰われたよ」
鈴女「ここ数日妖怪の動きが活発です、大和様は何か御存知で?」
大和「詳しくはまだ判らないがカラス天狗や鬼を見た報告が上がってる、もしかしたらその辺りと関係が在るのかもしれんな。二人共、妖怪の動きには注意してくれ」
丈之助「判りました」
鈴女「はい」
大和「で、早速で悪いのだが高尾山に鬼の目撃が在った!丈之助と鈴女は此れが本当の鬼か調べてほしい」
鈴女「はい♪」
丈之助「御意に」