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俺は…強制的に勇者  作者: 兵長
2/2

第一のミッション


「参らん」


とは言ったものの、最初はなにをすればいいんだ?

そうだ!ここは俺がやってたゲームの中!なら

村長の家に行こう。

そして深く深呼吸する。


「それにしても、すごくおいしい空気だなぁ~」


さすが大自然といったところか。都会に住んでた俺にとってここの空気はとてもおいしい。


「お、これだな」

「村長の家ですか」

「まずは話を聞かねぇ~となっ」

「なるほど~」


さて、ここかな?

高さ5m 横10m くらいの大きさの家の前に立つ。

ほかの家々はその半分くらいの大きさだ。

じゃ、お邪魔しますか。


「村長さんいますか~?」

「いますか~?」


予想通り村人が2人いる。村長は留守。

たしか~サクヤとガイナとかいったかなー?


「村長は留守でございます」

「なにか村長に用でもあるのか?」


「はい。ちょっとお話を聞きたいと思いまして」


なにもじもじしてんだよおれー!

実際に見てみると、予想以上のイケメンと美人さん。


「村長は今お出かけになられている。お前たちは村長の居場所しらないだろう?」


モテソウナ~カオト~コエデスネー


「知りませんね」


ちょっと下に視線をずらす。無意識にそうしていた。

そう無意識に!決して!

かっこいいから~とかモテそうだから~とか思って、嫉妬とかしてるわけじゃないからー!むむむ。


「なら俺が連れてってやる。ついてきてくれ。サクヤ。留守番頼んだ。」

「分かちました」


わかち?こんな設定なかったぞ!バグ?バグなのか!?


「しししし失礼!!!わ、分かりました。コホンッ」


さっきよりも顔が赤面している。言い間違い。フハハハハハ可愛いところ発見じゃー!

自然と口角があがってしまった。


「ま、まぁいい。じゃ、行くか。」

「おっと、よろしくお願いします」

「おっと、よろしくお願いします」


真似すんなよ。

そういえば紹介遅れたな。すみません。

この世界に連れてきたこの少女の名前は

アリサだ。

なんか…俺に懐いているが…まぁいい。

女の子に懐かれるなんてこの15年生きてて初めてだ。とっても嬉しい。フハハハハ!

…年は10歳だそうです。分かってると思いますが、俺は15歳。名前はレオ。立派な中学3年生!青春期!彼女バンザーイ!しかしいなーい!悲しい人間だな…

そんなことを考えてる内に、周りが自然だけになっていた。

動物1匹いない。とっても静かだ。なんか怖いな。寒気がしてきた。


「うわぁぁあああー」


男の人の悲鳴が聞こえた!右の方から聞こえた!

声変わりしてた!男性か!この森に!なにか野獣とかいるのか!?

ヤバい!とにかく助けにいかなきゃ!

俺は誰よりも早く声の聞こえるほうへ走った。

そこにいたものは!なんと!


「なにもいない…」


しかし、人が尻もちをついており、足から血を流している。なんて量の血なんだ…


「そ、村長ーーー!」

「村長!?」

「あのひとが村長様なの?」


俺たちは村長のもとへ急いだ。近くで見ると、足がヤバいことになっている。なんかゾワゾワしてきた。


サワッ…サワッ…


なにかがいる。俺たちの近くに…なにかうごめくものが。


「お前たち!逃げろー!」

「え?」 ガイナ

「え?」 俺、レオ

「え?」 アリサ


「ギャキィィィィィ」


なんだ!こいつは!犬?いや違う!とにかくこいつが村長を!

次は殺しに来たのか!?ということは俺たちも殺されるのか!

そんなこと!させるかよ!


俺たち3人は。村長を守るため。この獣戦うことになった。

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