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俺は…強制的に勇者  作者: 兵長
1/2

強制?勇者になった!

おもしろいかどうか分かりませんが、読んでいただけるとありがたいです。まだまだ未熟者です。

「学校から帰ったぞ~」


毎日、帰ったらゲームをする俺。

まずは自分の部屋に行くんよ。


そんなのどうでもよいではないか~。

ウキウキの心でゲームのスイッチをつける。


「今日はボス戦だー!」


そう、今日はボス戦の日。このゲーム初めてのボスなのだ。


「さぁ!はじまりまする!」


一体どんな姿のボスなんだろう~


「…あ…れ?」


いきなり動かなくなったテレビ画面。

なん…で?え?


「おーいテレビ~俺の声が聞こえないのか~お~い」

「聞こえてますよ~」

「はいはい。だったらボスを出して~」


まて…今、誰と話したんだ?

この部屋には自分一人しかいないはず!


「まちなさい。だれ?」


返答無し。まさか!幽霊!?キャー!

なわけねぇか。気のせいだ。気のせい。


「気のせいだなんて~ヤダナー勇者様ー」


はいはい違いますよね~えぇはい。…は、はい?勇者?だれが?俺のこと?

勇者ちゃうがなっ!てか!心の中の声が聞こえるのか!?この人?

まず、あんただれっ?


「とにかくあなたを迎えに来ました」

「迎えって、なんのことだよ」

「とにかく!一緒にきてくだーさいっ!」


ひょえぇぇー!テ、テレビの中からー!テ、手がぁぁあああ!

そして、手を掴まれる。

幼い手だな。とっても幼い子の手だ。


「ちょちょちょちょちょい!ちょいちょい待ちー!」


つ、つえぇ!こんな小さな手から!どこにこんな力が眠っているんだ!


「さぁ!おとなしく引っ張られなさい!」


ふふ~ん。なに言ってるのかな~お嬢ちゃん。

てか…こえぇよ!ほんとこえぇ!


「えいやぁー」

「うおっ!ボス、ボスはぁ?うわぁぁぁあああー!」


テレビの中に。引きずりこまれた。





_____________________


「う、うぅ~…」


体が痛い。ここは…どこだ?

見覚えのあるようなないような~…


「あ、勇者様。お目覚めになりましたか~?」


なんで疑問形?目合ってるじゃん。がっつり目見てんじゃん。

そんなの関係ないかな?


「あ、幼い手だ」

「なにか言いましたか?」

「いや、なにも」


てか、なんでこの子が一緒にいるんだ。

そうか!そういえばいきなり手を掴まれて!テレビの中に!

まさか。


「あの~、ここって~一体どこなのでしょうか?」

「ここですか?新葉村です。緑いっぱい!新葉村ですよ~」


新葉村だって。聞いたことがある感じがするなぁおい。

聞き方が悪かったかな?


「ここは~ゲームの中ですか?」

「そういえば勇者様が暮らしてたのは普通の人間界でしたね」

「と、なると~。そうです。ここはゲームのなかです!」


ほえぇっ!なんでやねん!なんでだよ。トイレするぞこのやろー。

なるほど。俺は最近やってたゲームの世界に引きずりこまれたわけか。

空を見上げる。  晴天。

下を見る。    綺麗な草たち

立ちあがり、前を見る。  家がたくさんある。人もいる。そして、無限大に広がる自然。

後ろを見る。  また大自然。そして、少女。このこが俺を…


「勇者様!」

「あわわわわはいはいはいなんでしょう!?」


びっくりした~いきなりでっかい声出すんじゃないよぉ~

心臓バックバクしてんじゃ~ん。


「なんかすいません。勇者様。」

「はいはい」

「この世界を救えるのはあなたしかいません!」

「なにをー」


世界を救うだって?そんなバカな。俺が世界を…


「どうか。大魔王を倒し、この国に…グスンッ…平和…を」

「え、ちょ」


少女が泣きだし、うずくまった。なにか辛いことがあったのかな。

きっとそうなんだ。


「分かった。本当に俺がこの国を救えるなら。」

「グスンッ。はい。」


俺が…世界を…この国を。救う。やる。やってやるさ。


「いざ!参らん!」


おもしろくよんでいただけたでしょうか?

最後まで読んでいただき幸せです。

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