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【1万2千PV感謝】下町侵略日記  作者: 九木十郎
幕間 引見願い届け
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新たなる先行きへの架け橋

 苛烈にして聡明、邪悪を払底するがごとき火炎と叡智えいちの主、メーサ国リクイリリ女王陛下


 突然のご無礼をお許し下さい。


 僭越せんえつで御座いますが万難を排してもお願い致しき義があり、こうして参上つかまつった次第にございます。


 本来為れば使者をもって奏上に至りまするが本筋なれど、国難多事の折り斯様かようにご無礼な所業と為りましたこと、心底より謝罪致します。


 陛下は御存知のまま我ら魔族はいくさの為疲弊し、我らが至宝も砕かれ、命を拾った者たちも困窮し明日の糧麦すら事欠く有様。

 そして何よりも魔力の枯渇は魔族だけに限らぬ悩ましき火急の事案と愚考致します。


 我らの手には至宝をよみがらせる術はあれど、痩せ細った国状の中でそれのみに注力することははなはだ困難。

 願わくば東方エルフの名主たるメーサ国の助力をたまわらんことを願い、その先触れとして陛下への引見いんけんをどうかお許し頂きたく文をたずさえました。


 我が願いを叶えると思し召し下さいますならば、○○月○○日 王宮の門へ熟れた麦穂の色の布旗をひるがえしたまえ。

 その夜半に陛下の執務室へ直に参上(つかまつ)る所存にございます。


 無礼であるとは百も承知。

 されど衆目を避けんが為の配慮と陛下のご容赦を願い、ご厚情にすがり頭を垂れるばかりにございます。


 我が願いが叶うならば、正に新たなる先行きへの架け橋。

 邪悪なるトールマンの跳梁を歯止める先駆けとも為りましょう。


 どうか魔族とエルフ双方共に明るき道を歩むべく、御英断(たまわ)りますようお願い申し上げます。


 魔族領 魔女衆が一柱 エラ

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