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その光に踵を置いて

作者: 秋夏

暗いお話です。



 きれい


 思わず口から溢れる。

数多の色の明かりがぼやけた瞳に飛び込んだ。

家の照明、ビルの電灯、街灯のともしび。

宝石箱みたい、と思った。

月並みな表現だけど、本当に。


 蒸し暑い八月の終わりだった。

昼間よりはいくらか涼しくなった風が制服のスカートをはら、はらと波立たせる。

もう一度空を見上げる。

何処からかやって来た光が少女の輪郭をたしかに色付ける。


 もう何も苦しいことはない。


 フェンスを蹴って、浮遊感に身を投じた。









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― 新着の感想 ―
[良い点] 街の描写がとてもよくて面白いです! [気になる点] もう辛いことはないと書いてありますが、何が辛いのかがよくわからないのでもうすこし具体的に書いていただけるともっと面白くなると思います。 …
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