表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
地球最強の男が異世界へ  作者: たこば
一章
4/7

第1話 女神様

光が収まると、そこは真っ白いところだった。


「ここは、一体どこなんだ!?」


我らの主人公、宮下正樹が口を開く。

するとその後ろから、神々しい光を放ちながら

上か下かも分からないところから、170cmぐらいありそうな長身の女性が金色の髪を腰まで揺らしながら降りてくる。


「ここは……なんと言えば良いのでしょうか

強いて言うなら次元の狭間……?とでも言うのでしょうか」


その瞬間、まるで雷が落ちてきたような衝撃が皆を襲う。ある者は見惚れて、驚愕し、じきに戸惑いがくる。


その時俺は、皆と同様に見惚れながらも今の状況を考え始めた。考えるのをやめるとかが、人の進化の終わりと誰かが言っていた!


ふざけるのもここまでにして、本当にここは一体なんなんだ?そして、あの女性は誰なんだ?

そんなことを思っていると……


「あなた達が驚くのも、しょうがないですが、ここからの話をしますね。まず私は、あなた達で言うところの、神という者です」


そこで正樹(痛いやつ)や他の人が口を開こうとすると、その瞬間口が開かなくなる。


「まぁ質問などをしたい気持ちはわかりますが、時間がないのでぱっぱといきますね。

今から起こるのはわかりやすくいうと異世界召喚です。よくある剣と魔法の世界です。

そして、あなた達が召喚されたのはアムスという世界にあるワーベスト王国です」


そう神(自称)が言うと、口は開かないが開けたらうおおぉぉお!と叫ぶようなポーズをとっている男子数名。それを冷たい目で見ている女子達がいる。


「いきなり、戦うと言うこともありませんしあなた達にはアムスに行ったら、身体能力が地球にいた頃の7倍くらいになるので安心してください。

(アムスの一般の身体能力が地球の一般の身体能力の2倍ほどで召喚される人は、アムスの一般の人達の5倍です)そして1人1つ特殊スキルを与えるので頑張ってください」


そう神が言い終わるとここにいる21人の足元のところが教室のときのように光り出す。


「それでは、皆さん頑張ってください。

詳しい説明はあちらでしてくれると思います」


誰もが見惚れる微笑みをしたところで光が強くなり、目を閉じる。少し時間が経ったところで、僕が目を開けるとまだ僕は白いところにいた。

そして目の前には神がいる。


「うわぁ!」


驚きながらも、若干の警戒をして神を見る。すると神は、一瞬驚いた顔をしたが、すぐに戻して

僕に微笑みながら言ってくる。


「さすがですね。神威霧谷さん」

「何故僕の名前を?」

「いえ、それは神ですから。まぁ、そうなるのもわかりますがあまり警戒しないでください」


身長差があるので、少し見下ろしながらも危険そうではないので警戒を解く。


「ありがとうございます。私が何故あなただけ

ここに残したのかわかりますか?」

「……いえ、分かりません」

「ふふ、少しぐらいは考えてくださってもいいのに」

「っ!いや、本当に分からなかったので……

それより貴方は誰なんですか?」

「私は神というより、女神です」

「女神?」

「はい、そして私は転生と光を司る女神です。

他にも女神は、いるのですがまたの機会に」


また、という言葉に疑問を覚えながらも黙って

女神様の話を聞く。


「話は戻りますが、私が貴方だけ残したのは

興味とただの一目惚れです」


「…………えっ?」


あまりに予想外の答えだったので、一瞬思考が止まる。


「だーかーらー、ひ、と、め、ぼ、れですよ」

「いや、その部分は聞き取れたのですが何故こんな僕なんですか?」

「えっ?!霧谷さん鏡見てないんですか?

貴方の顔、もう物凄い顔面偏差値ですよっ!」

「そう……なんですか」

「はい、あっ、そんなことよりも……」


女神様が息を整えて、真剣な表情になる。


「霧谷さん、貴方には凄い力が眠っています。

地球でも貴方は凄かったですが、アムスに行ったらそんなのは、比になりません。ですが、まだその力に耐えれる器になっていないので、アムスに行ったときには最初は、力を封印しておかなければなりません」


自分にそんな力があるのに驚きながらも頷く。


「なので、召喚された直後は力が封印されているので弱くなっています。とは言っても、霧谷さんの場合はそれでも充分強いんですけどね」

「はぁ、そうなんですか。その力はどうやったら封印が解けるんですか?」

「簡単に言えば、強くなってください。身体も精神も全部です」

「はい」


これからのことが少し不安になってきたな。

それにしても、女神様は綺麗だなぁ。


「そういえば、私の名前を言ってなかったですね。私の名前は、ティラです。……そろそろ時間がないのでここまでにしておきます。」


そういうと微笑み


「もし力を解くことができたら霧谷さんは、神になるのでそのときは、私と付き合ってください」

「まぁそのときは、ですよ」

「はいっ!では、頑張ってくださいねー」

「じゃあ、頑張ってきます。」


そういうとまた足元に光が起きてだんだん強くなり、僕は消えた。


「ふふっ、やっぱり一目惚れってあるんですね」

お読みいただきありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ