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プロローグ
初投稿です。誤字脱字報告だけでも助かりますのでよろしくお願いします。
まどろみの中、薄く開いた目から見えたものは人が俺を覗き込んでいた。
はっ!驚きの余り呼吸が止まった。
俺はたしか家に帰って寝ていたはずだ。つまり空き巣か強盗か?あまりの出来事に俺は、言葉にならない声を上げてしまう。
「あぅ!あっ」
そうすると男がにやりとして俺に手を伸ばしてきた。やばいっと思い手で遮ろうとするが手が異常に重い。
なんだこれ?
とうとう男の手が俺に触れようとしたとき、俺なんか食べてもおいしくないぞー、ともう意味も分からない言葉を叫ぼうとした俺に非はないはず。そして俺は持ち上げられた。
はっ!?なんで持ち上がるんだよー。こちとら成人男性だぞ。おまえ化け物か。そして、その男は意味の分からない言葉をしゃべっていた。
もう気づいてた。手が上がらないあたりから気づいてたよ。どうやら俺はあかちゃんになってしまったようだ。