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宜しくお願いいたします。
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起きた。目が覚めた。いや、明確に言えば身体を起こしても目を開けてもいないため、この表現は正しくないか。覚醒した、というところだろうか。
身体中がひどく重い。自分の体力、筋力がここまで衰えたのかと気持ちまで沈む。目蓋の一つ動かすのさえ億劫だ。
でも、まだ生きている。生き残っている。
目を開けることができないため、俺は必然的に瞼の裏を見続けることになる。鮮やかな朱色が見えるということは、今は日中だろうか?
この朱色が血液の色由来であることを俺は知っている。知識として知っている。
だが、今の疲弊しきったメンタルでは、自分の身にこれから起こる地獄を暗示しているようで、より一層暗い気持ちになるのを抑えることはできなかった。




