手錯
僕は。人との。やり取り。が。苦手だ。
頭の中では。スムーズに。川の水が。流れるように。思考が。淀みなく。流れ続ける。
会話。では。文章の。どこを。どこの。筋肉で。話しているのか。思考が。追い越し。分からなくなる。
幼少の。頃から。僕は癖で。爪や。指の皮を。歯や。指で。めくる。
そうすると。容易に。大した痛みを。伴わず。血が。滲む。
いつからだろう。血液の。鉄臭い。風味の。虜になった。
僕は。別に。吸血鬼。という訳では。無い。と。思う。
走る。そして転ぶ。ひりひりと。痛むが。興味は。垂れた。血液に。向かう。
膝に。口をあて。血液を。吸う。周りの。同級生は。汚い物を。見るように。僕を。見る。
変な。噂。を。されている。のは。分かっている。が。辞められない。
母は。僕が。幼少の時。ノイローゼ。とやらで。自ら。命を絶った。
母が。発見された時。僕は。その腕の。中で。血塗れで。笑っていた。そうだ。
僕は。変わっている。の。だろう。だが。勉強だけは。できる。と。思う。
高校。大学。学費は。全て。免除。
学力で。いえば。最も高い。束亰大学の。2年。
既に。幾つかの。企業は。僕個人への。業務提携がある。
僕の。能力に。興味がある。ようだ。
僕の。個人への。興味を。示した。人物。は。いなかった。
ある日。僕は。一目惚れをした。
企業への。インターン中。プロジェクト。の中の。26歳の。活発な女性。
26歳で。亡くなった。写真の。中の。母。に。どこか。面影を。感じる。
彼女と。親密に。なっていく。
彼女。には。抜毛症。があり。僕の。皮めくり症と。親近感。を。感じた。
彼女に。髪は。食べるの?と。聞くと。そんなことはしない。と。笑った。
僕は。20歳に。なった。
彼女は。誕生日。に。プレゼントを。くれた。
料理を。しない。僕に。頑張れと。切れ味の。鋭い包丁。を。くれた。
僕は。その包丁で。毎日。自身の。上腕を。薄く切り。血を。啜った。
彼女の。贈り物だ。と。思うと。一層。美味しく。感じた。
僕は。彼女に。告白。を。する事にした。
彼女を。部屋に。招く。
6歳。年上の。彼女は。お酒を。提げて。来た。
僕が。お酒を。飲んだ事が。無いと。知って。だった。
僕は。お酒を。飲んで。告白。する。事が。
不誠実だ。と。考えた。
なので。その前に。僕の。秘めたる。気持ちを。打ち明けた。
「え?何。気持ち悪い…。そんな風に私の事見てたの?お酒?ただの飲ミニケーションでしょ。私はそもそも婚約してる彼氏いるし。あー。社会に出たらこれくらい距離詰めて笑顔で対応するのなんて当たり前だからね。良い社会勉強になったでしょ?あ、報復で私がかつらだって事を皆に言いふらさないでよね。会社とか彼氏にも言ってないんだからさ。秘密を打ち明けられたって勘違いしちゃった?あんたみたいなモブに言っても影響全く無いからよ。前から言いたかったんだけどあんたも×××××、、、、、、、、」
以降。何か。を。言っていた。が。ほとんど。認識。できていない。
頭の。川の。流れ。が。完全に。止まった。代わりに。体が。熱。を。持ち。強烈に。動いた。
「う”あ”あ”あ”~っ!!!」
彼女の。頭を。思い切り。酒の瓶で。殴った。
彼女を。ベッドに。括りつけ。拘束。した。
その日から。僕が。ベッドに。行くと。彼女は。ギャーギャーと。何かを。言った。
だが。僕には。意味が。伝わって。来ない。犬が。吠えている。のと。同じ。
毎日。彼女の。上腕を。刺す。彼女の。くれた。大切な。大切な。包丁で。
僕の。大好物が。溢れる。
僕は。夢中で。彼女を。啜った。
しかし。2週間も。すると。彼女が。弱り始める。声も。上げなく。なった。
近づく。すると。彼女に。包丁で。腹部を。刺される。
いつの間にか。彼女は。右手の。拘束のみ。解いていた。ようだ。
僕は。何も。無かった。ように。彼女から。包丁を。奪い返す。
彼女の。手に。力は。もう。入っては。いなかった。
そして。僕は。自らの。お腹からの。血。を。掬い取り。舐める。
彼女は。小学校の。同級生と。同じ。眼を。僕に。向ける。
「…もう殺して…」
彼女が。そう。言った。
刺しつ。刺されつ。相手の。望みの。ままに。好きな。ように。飲みにけーしょん。
手錯で。彼女を。介錯。享年。26歳。
僕も。後。6年。