表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
子々孫々まで祟りたい 〜転んで祠を壊しちゃったら怨霊が子々孫々まで祟りに来たけど「俺で末代」と言ったら怨霊が困り始めて子孫を残させようと奮闘しだした件について〜  作者: zingibercolor・種・がくじゅつてきあかげ
23シーズン

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

996/1001

番外編 金谷千歳の思案

 和泉がドデカミンなら飲めたってことで、ワシは近所のコンビニやスーパーを回ってドデカミンを買い集めて、病院に大量に差し入れた。よかった、少しでもカロリー取れるようになって本当によかった。

 嬉しかったけど、和泉の気持ちについてはずっと悩んでる。真面目に考えるつもりだけど、本当にどうすればいいんだろう?

 雁ヶ音さんに相談してみたら、雁ヶ音さんは驚いたみたいだった。


「はー、ちっちさんは知らなかったけど、スプにゃんさんはずっとちっちさんのこと好きだったんですか……」

『なんかそうだったみたいです、いつからか知らないけど』

「仲がいいなら恋人っていうのも安直ではありますが、ちっちさんとスプにゃんさんはいいコンビだと思いましたよ」

『そうですか?』

「真剣な気持ちだと思いますから、OKするにしろダメって言うにせよ真面目に考えないと」

『真面目に考えてるけど全然わかんないです』

「すぐ結論を出すことはないんですよ」

『ゆっくり考えます……』


 星野さんにもまた相談した。


「和泉さんの気持ちは真面目なものだと思うけど、無理に答えることないのよ」

『答える……いや、なんていうか、あいつにドキドキもムラムラもしたことなくて、本当にどうすればいいかわからないんだ』

「別に恋人にならなきゃいけないなんてことないけど、千歳ちゃんは和泉さんのことが大事なのよね?」

『すっごく』


 それだけは真実だ。ワシは、あいつのことが何より大事だ。


「なら、恋人にはならなくてもいいのよ。一番よくないのは、恋人にはなれないからって和泉さんから離れることだと思うわよ」

『和泉と離れるのは絶対やだ!』

「じゃあ、これまでと同じようにしてあげなさいよ」

『それはそうする』


 緑さんにはこう言われた。


「今だから言うけど、和泉さん、千歳ちゃんが錦くんと付き合うかもってとき死にそうな顔してたのよ」

『そうだったのか!?』

「千歳ちゃんが恋愛しないって宣言したとき、ホッとしたけど悲しかったと思うわ。誰にも取られないけど、自分のものにもなってくれないから」

『そっか……』

「でも、千歳ちゃんがその気になれないなら振っちゃっていいのよ、逆にそのほうが気持ちの整理つくかも」

『振っても一緒にいてもいいよな?』

「そりゃもちろん、というか和泉さん千歳ちゃんがいなかったらもうダメだと思うわ」


 ワシも和泉とは離れたくない。でも、どうすれば和泉の気持ちに真摯に応えられるのか、まだ全然分からない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ