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子々孫々まで祟りたい 〜転んで祠を壊しちゃったら怨霊が子々孫々まで祟りに来たけど「俺で末代」と言ったら怨霊が困り始めて子孫を残させようと奮闘しだした件について〜  作者: zingibercolor・種・がくじゅつてきあかげ
23シーズン

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頑張ってるけど食べれない

 吐き気と味覚障害で完全に食欲なくしてる。明日の抗がん剤投与が終わったら何日か休憩を挟むから、それでマシにならないかと思ってるけど……。

 抗がん剤の副作用で肺気腫が出ることがあるとのことで、今日はレントゲンを撮った。これは全くの異常なし。主治医の先生にだるさを訴えたら、「血液検査だと、貧血も来てるのでそのせいもありますね」と言われた。


「あと、できるだけ食べてくださいね。体力が大事なので」

「はい……」


 そんなこと言われてもなあ。

 午後、千歳がおっくんを連れてお見舞いに来てくれた。


「ゆっちゃん平気?」

「まあ、ちょっと食欲なくてだるいけど、今はそれくらいかな」


 大嘘をついた。朝ご飯も昼ご飯もメイバランスしか飲めてなくて、食欲がないどころではない。

 千歳が不安げに聞いてくる。


『まだ吐き気あるか?』

「うん……治療中はずっとこうじゃないかな」


 おっくんは心配そうだ。


「本当に治してよね、俺も狭山先生も待ってるからね」

「治す治す。まあ待たせちゃうけど」

「最短三ヶ月だっけ? 療養含めて」

「まあ、それくらい。でも最短だから、もっとかかる可能性はある」

「そっか」


 それからおっくんは、ちょっといたずらっぽく言った。


「咲ちゃんがさ、ゆっちゃんが女装でユニコーン騙したって聞いて興奮しててさ。また女装させたいって言ってるから、そういう意味でも治して元気になってよね」

「マジか……」


 会話こそ楽しくしたが、おっくんのつけてる整髪料のにおいが、普通ならいい香りと思うのにどうもきつく感じられて、俺は気持ち悪くなってしまった。抗がん剤、においも変に感じる副作用あるのかな……。

 夕ご飯は無理矢理食べた。吐いちゃいませんようにと願いながら、気持ち悪いのをごまかしてなんとか寝た。

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