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番外編 ヴォイヴォド・ドラキュラの魂胆

 重要なのは、チトセ・カナヤだけでなくユタカ・イズミもだったのかもしれない。

 世界を壊したかもしれないハル・ワヅカ。それを止めたチトセ・カナヤ。強大な力を持つ2人を警戒していたが、人格的な意味ではチトセ・カナヤは脅威ではなさそうだ。ユタカ・イズミを信頼しきっているようだし、ユタカ・イズミは日本人ということを差し引いても謙虚で控えめ。自分たちから何か事を起こすとは思えない。

 何より、ユタカ・イズミには信じられないほど強い防護がかかっていた。チトセ・カナヤが危険ならユタカ・イズミを確保して人質にしようと思っていたのだが、無理だ。それに、神道の一柱と仏教の裁きの王に喧嘩は売りたくない。

 なので、相手が友好的だった時渡そうと思っていた品を渡した。人が思うより吸血鬼の数は多い、ある程度の情報を仕入れるのは不可能ではないのだ。

 これで、危険なのはハル・ワヅカだけになる。彼女の恋人であるイツキ・タカチホを確保すれば、ハル・ワヅカがまた良からぬことを考えていても抑えることができるだろう。

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