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番外編 金谷千歳と取材

 軽井沢は涼しかった。なんていうか、神奈川とは空気が違う。

 朝ごはんに、和泉がホテルのビュッフェを奢ってくれて、ワシはいろいろ食べられて旅行気分になっちゃった。


『お客たくさんいるなあ』

「今日行ってもらうショッピングモールは、たぶんもっと人がいるよ、もう夏だからね」

「そっかあ」


 そんなこんなで、和泉が仕事の1日目。ワシは軽井沢のショッピングモールをブラついた。和泉に「家族連れの人も読者層だから、小さい子を連れても大丈夫か見といて」と言われたから、おむつ変える場所とおっぱいやる場所が使いやすいかどうか見てメモしてたんだけど、とにかく広くてそれだけで半日使っちゃった。後は各エリアの雰囲気をメモした。

 ホテルで和泉と合流して、メモを渡したらすごく喜ばれて、ワシも嬉しかった。

 で、仕事の2日目は、旧軽井沢銀座通りっていう商店街で似たような事をした。うーん、歩いてて楽しい店たくさんだけど、おむつ変えるところもおっぱいやれるところもないから、子連れで歩きやすいのは圧倒的にショッピングモールの方だなあ。それもメモした。

 和泉は2日目で仕事終わりで、2日目はちょっと早く終わるから、わざと新幹線の予約を遅く取って、少し軽井沢を楽しもうってことになってる。

 で、もう少ししたら和泉の仕事が終わる時間だ。ワシは銀座通りから出て、待ち合わせの軽井沢駅北口まで行こうとして……。

 その時、強い霊力を感じた。いや、呪いが乗ってる、呪力だ!

 ワシは呪力を感じた方を見た。駅の方……いやちょっとズレてる、駅の近くの森の公園からか!?

 森の公園から、呪力の塊が飛び出して、通りを2つ挟んだ向こうに飛んでいった。

 和泉……あの辺でも仕事じゃなかったか!? 和泉を狙ったのか!? 和泉に連絡……いや、何かあったなら直接行ったほうが早い!

 ワシは、短距離走者もかくやってくらいのスピードで、人の間を駆け出していった。

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