表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

768/879

国家権力は身内に甘い

 高根さんから、首尾よく行っている旨のLINEがきた。


「いっちゃんね、和泉くん来るって言ったら楽しみにしてる」

「そっか、作戦成功しそうだね」

「私が無理やり会わせた形にするといっちゃん反発しそうだから、なるべく、なるべく、当日は、「早く来たからよかったらおしゃべりしない?」の空気でやってほしいんだけど」

「わかった」

「でも、妻黒の襲来はやっぱり心配で。ちょっと愚痴らせてくれない?」

「どうぞ」

「警察ってさ、本当に身内の犯罪に甘いんだよね」

「神奈川県警?」

「神奈川県警だけど、神奈川県警に限らないんじゃないかなって」

「なんかあからさまなことされたの?」

「何度相談しても馬耳東風だし、何度証拠持ってっても受け取ってくれないし……本当にダメ」

「何度もやったんだ」


 そんなに稲口さんに心を砕いてるんだな、高根さん。

 高根さんはげんなりしてるようだった。


「証拠は本当にたくさんあるのよ、診断書もケガの写真も。でも、全然役立てられなくて」

「そっか、大変だね……」


 ひどい話だと思うが、国家権力に俺が何をできるわけでもないしな……。

 だが、高根さんの集めた証拠は、後に思いも寄らない形で使われることになる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ