表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

742/849

ネトスト勘弁して欲しい

「千歳……俺、怖い人にストーカーされてるかもしれない……」


 Discordを通して届いた、正体不明アカウントからのダイレクトメッセージ。あまりの事態だったので、俺は千歳に「怖いDM来たんだよ……」とこぼしてしまった。

 俺がよっぽどひどい顔をしてたらしく、千歳は『どうした!?』と俺に飛びついてきた。

 事情を説明すると、千歳はかなり驚いていた。


『お前のファン!?』

「なんかネットストーカーなのかな、ハッカーかもしれない、なんで擦り寄られたのか全然わかんない、怖い」

『お前がネットで特定したみたいに特定したんじゃないのか?』

「俺は俺ができるやり方で特定できるようなネットの使い方はしてない、あんなん誰でもできるもん」

『とりあえず、そいつのメッセージ見せてみてくれよ』


 俺がスマホで見せると、千歳はうなって首を傾げた。


『霊力とか何も感じないな……』

「じゃあ普通の人間で、なんかすごいハッカーなのかな……怖……」

『付きまとわれたら言えよ、絶対守ってやるからな』

「この人が付きまとうのはたぶんネット上でだけだと思うんだよな……でも、ありがとう」


 ネットでの振る舞いに気をつけないといけないな。でも、パスワードも二段階認証も突破きそうな相手に何をどうしろというのか……いや、でもリアルで突撃してきたら、千歳は用心棒にはなってくれるか……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ