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子々孫々まで祟りたい 〜転んで祠を壊しちゃったら怨霊が子々孫々まで祟りに来たけど「俺で末代」と言ったら怨霊が困り始めて子孫を残させようと奮闘しだした件について〜  作者: zingibercolor・種・がくじゅつてきあかげ
第11シーズン

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急な打診はわからない

 お昼ごはんは、ポテトサラダのサンドイッチ、ツナとレタスのサンドイッチ、温玉入り野菜スープ。

 サンドイッチにかぶりつきながら、千歳が言った。


『緑さんにさ、霊見つける用の御札にまた念込めてくれって言われたんだ』

「ん? 和束ハル探し?」

『うん、緑さんもあかりさんも捜索隊に入ってて、でも見つかんなくて、なかなか休み取れないんだって』

「そっかあ、早く捕まえてほしいけど……」


 俺もサンドイッチをかじった。

 和束ハルは複数回とんでもないことを起こしたし、第一、俺は殺されかけた。あんなのが未だに自由にしてるのは嫌なんだけど、捕まえるために俺が何かできるわけでもないし。


『でさ、今後の仕事の相談もしたいから、御札渡す時お前も来てくれないかだって』

「俺? うん、いいけど」


 俺も同席しなきゃいけないような複雑な話なのか? あるいは、俺にも聞かせておいたほうがいい話とか?


「なんか込み入った話なのかな?」

『わからん』


 千歳は首を傾げた。


『なんか、緑さんは「完全にこっちの都合なんだけど、お願いしたいことがあって」って言ってた』

「そっかあ、なんだろうね」

『とりあえず、御札に念込める時間捻出するようにしとかなきゃなあ』

「俺も家事手伝うよ」

『いや、夕飯に鍋かおでんが多くなるって言いたかっただけだ、作るの楽だから』

「それはおいしいやつだから、なんの問題もない」


 そう言う訳で、次の日、緑さんに会いにいつもの個室のある喫茶店に出向いたんだけど、緑さんは御札の説明をしてからこう言った。


「あの、急な話で悪いんだけど……千歳ちゃん、うちに転職とか興味ない?」

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