表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
子々孫々まで祟りたい 〜転んで祠を壊しちゃったら怨霊が子々孫々まで祟りに来たけど「俺で末代」と言ったら怨霊が困り始めて子孫を残させようと奮闘しだした件について〜  作者: zingibercolor・種・がくじゅつてきあかげ
第9シーズン

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

494/1056

番外編 金谷千歳の何でもない日々

 昼飯の他人丼をもりもり食べてたら、和泉に聞かれた。


「今月さ、食費足りてる? 追加しようか?」


 あー、ワシが仕事の後腹減ってめちゃくちゃ食べてるからな……足りないとは言いたくないけど、正直ちょっと米の消費が激しいんだよな……。


『……その、米代がもうちょっと欲しい』

「いくら?」

『三千円あればなんとかなる』


 それくらいあれば、とりあえず今月の米は大丈夫だ。和泉は「わかった」と頷いた。


「じゃ、あとで渡すね。この頃お米高いんだってね」

『そうなんだ、しかも10キロを売ってくれないんだ』

「え、そうなの!?」

『販売制限って言って、5キロしかダメなんだ』

「うわー、マジか……」


 和泉は心底驚いてるみたいだった。


『星野さんがさ、新米入ればなんとかなるって言ってたけど、ちゃんと新米入るまでまだ多少あるだろ?』

「そうだねえ、でも足りない時は言ってね、俺が食費出してるからご飯が千歳へのお供えにカウントされるんだから」

『うん』


 その後、和泉は五千円札を渡してくれた。


「二千円は、千歳このところの仕事お疲れ様ってことで、お菓子でも買いな」

『え、いいのか!?』

「全然いい」


 和泉は笑った。


『ありがとう、えー、どうしようかなあ』


 でも、買いたいお菓子、最近は自分の金で買ってるしな……あ、そうだ、和泉のおやつの材料に使おう! そしたらワシも和泉もうまいものが食べられてお得! 何買おうかな、よく使うココアパウダーとかゼラチンとか小麦粉買っとこうかな? それとも、本物の杏仁豆腐食べてみたかったから、杏仁霜にしようかな?

 ワシは、これからもずっと、和泉に飯を作って食わせてやれると思ってた。ワシが知らないところで、和泉がすごく心を砕いてたなんて、全然気づかなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ