ソファーでのんびり過ごしたい
届いたソファーに千歳(朝霧の忌み子のすがた)が座り、ぽよぽよ跳ねている。
『うん! いい感じだ!』
「俺も座ってみていい?」
『お前を座らせるために買ったんだろうが! 早く座れ』
千歳は俺が座る分のスペースを空けてくれた。
「じゃ、失礼」
俺もソファーに体を沈める。おお、体を包み込むような弾力。
ソファーの両サイドにはマグカップくらい置けるようなサイドテーブルがついていて、何か飲みながらリラックスすることができそうだ。
「いい感じのソファーだね」
『そうだろ、夜のんびりするときはしばらくこのソファーな』
「はーい」
もう一組買った布団も届いたし、これで俺も布団を取り戻して眠れるな。寝袋、今の季節はちょっと暑いからな……。
そういう訳で、俺は仕事をし、千歳は家事をしたりのんびりチョコミントを食べたりしていたのだが。仕事が一段落して、俺が伸びをしたとき、千歳がスマホを見ながら言った。
『なあ、緑さんとあかりさんがさ、こないだの騒ぎでわかったことについてお前にも話したいから、ワシと一緒に会えないかって』
「ん? またあの個室のある喫茶店?」
『場所は指定されてないから、そこでいいんじゃないか?』
「じゃあ行くよ。俺は直近では、明日の午後くらいなら大丈夫かな」
『じゃあそれで返信しとく』
「よろしく」
翌日の緑さんの話は、今から起こる危険というわけでは全然なかったのだが、こないだもしかしたら起こっていたかもしれないこととしてはたいへん恐ろしく、俺はビビりまくることになる。




