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子々孫々まで祟りたい 〜転んで祠を壊しちゃったら怨霊が子々孫々まで祟りに来たけど「俺で末代」と言ったら怨霊が困り始めて子孫を残させようと奮闘しだした件について〜  作者: zingibercolor・種・がくじゅつてきあかげ
第24シーズン

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番外編 金谷千歳と朝霧の忌み子の姿

 和泉の童貞はワシの一存に左右される。困る。

 別にワシ、和泉にドキドキもムラムラもしないけど……でも、他の女を捕まえる練習ってことなら、別にいつだって和泉の好みの女の姿でやらせてはやれる。前にそう言って迫ったし、朝霧の忌み子の姿以外なら全然恥ずかしくないし。

 でも、一応話をはっきりさせておこうと思って、夜2人でソファに座ってまったりしてる時、隣の和泉に聞いてみた。


『なあ、変なこと聞くけどさ』

「なーに?」


 和泉はスマホから顔を上げた。狭山先生のDiscordで楽しくやってたみたい。


『お前さ、前にミクズメとかいうすごくいい女に迫られたじゃん』

「あー、あったねそんなこと」

『その時さ、お前「そういうことは好きな人としたい」って断ったんだろ』

「え、ま、まあ、そうですけど……はい……」


 和泉は、ワシのことを意識したらしくて目が泳いだ。ワシは重ねて聞いた。


『つまり、ワシ以外とやる気ないってことか?』

「そ、そんな直接的な言い方されると……その、困るけども……」


 和泉はうろたえ、そして観念したように言った。


「まあ、そうだと思ってください」

『そうか、やっぱり、お前ワシがやらせなきゃ童貞のままのつもりなのか』

「まあ……うん……結論としては、そうなる」

『そうか……』


 和泉は気まずそう。ワシは身を乗り出した。


『ワシ、お前が童貞のままってのも責任感じるからさ』

「え?」

『ワシ、お前の好みの女になってやれるぞ? いい女引っかける前に練習ってことで、一発やらないか?』

「ええ!?」


 和泉は目をかっ開いた。


『ほら、お前の好きなAV女優でも何でも』

「あ、あわわわわ……」


 和泉は、いっそ面白いくらい狼狽した。


「そ、その、俺、そういうことは千歳としてみたい」


 え? どういうことだ?


『え? ワシだろ?』


 ワシが自分を指差すと、和泉は少し落ち着いて言った。


「いや、その、千歳の核の人の、今の大人の姿って意味で」

『えええ!?』

「でも、その、嫌だろ?」

『嫌だよ! 恥ずかしいよ!』


 ワシはとっさに自分の体を抱きしめた。なんでこんな忌み子の体晒さなきゃいけないんだよ!

 苦笑する和泉。


「そうだろ? だから、いいよ」


 あっさり!


『ていうか! お前わかってるだろ! ワシ女じゃないんだぞ! ついてるの男のだけだぞ!!』

「それはそうだろうなと思ってたけど」

『それでなんでそうなんだよ!』

「いや、だから、千歳が嫌ならいいんだよ。別に俺が童貞なことに責任感じないで」

『そ、そうか……』


 そんなら、別に無理言わないけど……ええー、じゃ、やっぱり、和泉はワシ以外とやる気ないのか……。

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