新設自由部に超個性的な6人が来た!
ここは都心部に広大な敷地を持つ光戸橋学院高等学校
舞台となる自由部は6人の男女が集う新設部である
そこでこれから色々な物語が展開される
本編主人公神木楓也が自由に好きな事をやろうと立ち上げた部で6人の1年生が集まった
楓也「ふぅ今日は自由部メンバー6人の顔合わせか、色んな部活に入ったがやっぱしっくりくる部は自分で作る」
勉強、スポーツ、恋愛、趣味何でもありだ楽しくやろう
顔を洗い楓也は家を出て行った
放課後
今日は自由部メンバーの自己紹介と今後の方針を話す日だ
部室に集まった部員がそれぞれ椅子に座り自己紹介を始めた
楓也「えー部長の神木楓也です16歳AB型、家は喫茶店経営してます。美味しいコーヒー研究しに来たよろしくな」
身長高めの黒髪さわやかで落ち着いた雰囲気の男子
かなで「はーい!三上奏15歳O型イソスタとかウィチューバーやってます。いい写真いっぱい撮りに来ました!」
有名インフルエンサー茶髪ハーフツインの可愛くて元気な女子
知ってる今話題の有名インフルエンサーだ、リアルで始めて見たし実物可愛いと部員は驚きの表情で彼女を見る
みやび「はい、高瀬雅15歳B型、うちはITエンジニア、新しいテクノロジーを生み出しに来ましたよろしく〜!」
小柄でツインテールのお調子者っぽい女子
ハルト「加賀春採16歳O型、小説サイト、イラストとかやってます。作品のアイデア見つけに来たよよろしく」
いくつかラノベやイラスト作品を世に出している茶髪のかわいい系男子
エルラ「速水エルラ16歳A型料理研究家、エッセイストです美味しい料理作りに来ましたよろしくね」
アメリカ人と日本人のハーフ、金髪ロングヘアの知的な女子
一同『何こいつらすげぇ』
お互いの顔を見つめ合い、知ってる顔もちらほらいるなと確認する
楓也『いいねぇ個性的で楽しそうなヤツらが集まったな楽しい部になりそうだ』
楓也はメンバーを見渡し自由部を立ち上げて良かったと思った
エルラ「でもさ自由部ってそれぞれ違う事するなら家でよくない?入っといて何だけど」
かなで「ふふーんわかってないなぁエルラちゃん学校でするから意味があるんだよ1度きりの高校生活だし♡」
みやび「まぁそうだけど、それなら自分の好きな部に入るのも同じ様な」
かなで「えぇーじゃあなんでみやびちゃんは自由部に入ったの??」
みやび「先輩とか居ないし、何かに縛られるの嫌なんだよね好きにやりたいし」
かなで「ウンウン、結局それだよね」
ハルトはヘッドホンをしながら小説を書いている
みやび「もしもーし、ハルト君ひょっとして私達とコミュニケーション取る気ない?」
ハルト「ん?ごめんごめん、取る気あるよ今は集中したいからノイズキャンセリング」
そう言って執筆に移る
みやび「うちらの話はノイズかよ」
楓也「好きな事に没頭してんだいいんじゃないねーか」
みやび「そういうあんたは随分色々作ったね」
コーヒー、紅茶、洋菓子の数々が机に並んでいる
楓也「食うか?腹減ったろ」
かなで「食べる食べる!美味しそー!」
カシャカシャッ食べずに写真を撮り出した。
楓也「おい、何やってんだ?」
かなで「イソスタにアップする写真撮ってるんだよー♪凄い良い感じ、後で加工していい?」
楓也「まっいいよ好きに使ってくれ俺は新作スイーツ作るから」
楓也はホイップクリームをかき混ぜだした
エルラ「すごく自由ね、だけどこういう雰囲気嫌いじゃない」
かなで「でしょでしょ、エルラちゃんの料理も今度撮らせてよ」
エルラ「撮りたいならご自由に」
ガララ1人男子が入ってきた。細身で短髪黒髪ちょっと影のあるような男子だ
ゆま「遅れたすまん、津山佑真よろしく」
全員「こんにちはー」
ゆま「うん..」ため息
みやび「ねぇなんか感じ悪くない?無愛想系?」
かなで「何か嫌な事でもあったのかな?」
みやびとかなでが小声で話す
楓也『なんか悩みでもあんのか?デリケートなやつかもしれんし少し様子を見るか』
楓也は心の中で思った
ゆま『あ〜やりたい事ねーしとりあえず入ったけど、やっぱ1人の方が気楽かな〜』
ゆまはちょっと憂鬱そうに思った
賑やかな部室を見渡して
ゆま『有名インフルエンサーとか売れっ子作家とか居るし陽キャ多そうだし』
かなで「ねぇねぇゆま君は何か趣味あるの?」
ゆま「趣味..雲を数える事かな」
みやび「地味っ!」
楓也「みやびそれは言い過ぎだぜ」
みやび「あっごめんなさい」
ゆま『地味とかうるせぇなぁ静かな時間が好きなんだやっぱ帰ろうかな』
ゆまは立ち上がり荷物を持った。
ゆま「お疲れ様やっぱ帰るわ」
エルラ「雲ならいわし雲、ひつじ雲とか色々あるよね」
ゆま「夕方のいわし雲とかキレイで好きなんだ」
エルラ「そうなんだ私も好きかも」
エルラのフォローにより会話が繋がった
エルラ「それにあなた見かけによらず結構頭良いのね中間テスト学年3位って、中間発表の時名前見て覚えてるわ」
みやび「えぇー!!学年3位って凄っ、ここただでさえ進学校なのに」
楓也「やるなぁ俺は14位だった」
ハルト「ボク15位惜しいなぁ」
かなで「えー!みんな成績良すぎ私46位」
楓也「いや50位以内は貼り出されるから大したもんだろ」
ハルト「エルラさんは確か8位だったよね」
みやびは208人中127位だった
みやび『なんなのここは秀才の集いか!も〜入学に浮かれて中間やられたよ』
みやびはちょっと遊んでた事を後悔した
ゆま「いいんじゃね、中間テストなんかで人の価値は決まらねぇよ」
みやび『お前がそれを言うか!』
楓也『津山佑真か1度ちゃんと話しときたいな、部員とはちゃんと向き合いたい』
初日では分からない様々な事、部員との絆を深めたいと思った
かなで「でもさ、それぞれ好きにやるだけじゃ部活っぽくないよね?」
エルラ「そうね、合宿とかキャンプとか色々やりたいわ」
ハルト「あっいいね!ボクもそういうのやりたい!」
楓也「フッフッフッそこは安心しろ、合宿とかもやるつもりだがまず直近の文化祭の出し物だ!」
楓也は得意げに言った
みやび「そうそう!文化祭の出し物決めようよ!!」
ハルト「みやびさんはなんか案あるの?」
みやび「ふっふーん!うちのテクノロジーの力を集結したスーパーAIアレックラスを披露するよ!!」
みんなポカーンと口を開けている
「アレックラス?」
みやび「そう!炊事洗濯全ての家事、送迎何でもやってくれるスーパーAIロボットよ!」
かなで「なら私はイソスタライブ学校でやろうかな♡」
ハルト「じゃあボクは新作ラノベの試読会でも♪」
楓也が席を立つ
「かーーっつ!!みんな別々にやるんじゃなくて、みんなで1つの事をやろうぜ」
ハッと一同納得の表情で頷いた
エルラ「それもそうね何かいい案あるの?」
楓也「よくぞ聞いてくれた!ずばり執事、メイド喫茶をやろう!」
一同ちょっと間を置いたが
ハルト「いいね!楽しそう!」
楓也「だろっ!俺がスイーツ、エルラが料理を振る舞い後は執事、メイドで客をおもてなしだ」
みやび「メイド喫茶かー、やった事ないから不安だけどとりあえずやってみようかな」
かなで「絶対楽しいよ!可愛いメイド服用意しよう♪」
ゆま「ふぅーっ!俺はやらん!」
険しい顔で一言もらす
エルラ「えっもったいない、すごく似合うと思うわ」
ゆま「接客とかそもそも好きじゃないし俺は会計とかするわ」
ハルト「ふふっ丁度今、執事とメイドの恋が上手くいかないってラノベ書いてて主人公の執事カント君を完コピするよ!」
みやび「ハルト君がやったら執事ってよりホストになりそう」ボソッ
ハルト「まぁカント君の応対は神だからね、やるぞーー!!」
ハルトが燃えてる、とみんな少し暑くなった気分だった
エルラ「今後の方針も決まったし今日はそろそろ解散かしら?」
楓也「あ、文化祭の試作品も兼ねて今日これからうちの喫茶店寄ってかね?」
交流もっとして色々知りたいと思うのだった
かくして自由部の活動がスタートした秋、これから予想だにしない恋愛関係になる事をこの時はまだ知らない
読んでくれてありがとうございます
続きを定期的に書いていくので良かったら
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