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第96項「双子姉妹の妹の方の絡み」

タイピングしすぎて右腕を痛めているので昨日はこの作品の更新できなくてすいませんでした。

その代わりといったらあれですが、短編物語を昨日投稿したのでまだ読んでいない人は読んでみてください。

詳細は下記にあります。


俊明VS舞美

この2人が同時に出てくるのは久しぶり。

太陽の光が俺の目もとに当たっているのと同時に花に近いような柔軟剤なのか香水なのかそんな良い香りが俺の鼻孔をくすぐる。


俺が目を覚ますと、誰かが俺の布団の近くに居る気配がした。

起きている時は誰が居るのか瞬時に分かるのだが、目覚めの時だとそれが誰なのかすぐに分かることができない。


床から起きてすぐにその人の気配を分かることができる特殊能力が欲しいところだが、それは訓練で身に着けるしかないだろう。


その気配とは華南さんと近い物があるが、そうでは無くて…。

舞美さんの姿がそこにはあった。


俺は一瞬自分がどこにいるのかを疑い何度も天井や壁に掲げられている”観見二眼”と墨で書かれていて額縁にあるもの見ながら、そこが自分の部屋であることを確証づける。


「あら、やっとお目覚めね?本当は華南が起こすはずだったんですだけど、彼女は既に仕事で家を出ていますから、この部屋に居るのは私とあなただけですよ?高島さん…?」


舞美さんは既にランニングがしやすい服装に着替えていて、俺の布団の近くにある椅子に座り俺を見下ろしている。


「え、この状況どういう事?ていうか…。なんで、華南さんじゃなくて、舞美さん居るの?ここ俺の家だぜ?舞美さんの家はとなりのはずだが…。あ、華南さんは今仕事って言ってたか…。」


俺は寝間着のままこの状況を理解しようとするが、頭が働かない状態で舞美さんの話を聞く。


「カギは昨日高島さんが華南とのいちゃいちゃデートから帰ってきて、私達の部屋まで華南を送ってくれた時にそのまま3人で夕食食べたことは覚えているよね?高島さんが作ってくれてさ、夕食を?」


俺はまだ完全に目が空いていなくて脳も目覚めていないなか昨日のお出かけ後の出来事を思い出す。

つーか、あれはいちゃいちゃデートじゃなくてただのお出かけだし。

この人なんか…。


「あ、思い出した。確か、昨日の夕飯はハンバーグでひき肉の状態から形にするのを2人にお願いした記憶があるなぁ…。」


「でしょぅ?やっと少しずつ思い出してくれましたね!?夕食を食べ終わった後に私が、“高島さんが私達の部屋のカギのうちの1つを持っているのだったら、私達にも高島さんの家のカギを1つ下さいというか用事がある度にいちいちインターホンを鳴らして入るのはめんどくさいなと思うので予備キーあればいただけませんか”と言ったんですよ。そしたら高島さんも“確かに理論上だと一方が相手の家のカギを握っているのは不平等というか変な話だな。ただ、俺が家に居ない時に入る際に俺の自室には勝手に入らないという条件でカギを渡してくれたんですよ。」


あれ? 昨日そんな話したかなぁ…


「はぁ。それで貰った次の日には早速いま手に持っている物を使って俺の部屋に堂々と入ってきて今に至るという訳か?」


「ええ、最初は朝のランニングの集合時間になっても珍しく現れ無いのでどうしたらいいのかと思って心配したのですが、そもそも高島さんの連絡先を知らないなと思って仕方なく昨日貰ったという表現が正しいか分かりませんが、この鍵で家に入ったという訳です…。」


舞美さんは右手に俺が昨日渡したカギを見せながらそう言った。


「なるほど…。つまり俺は舞美さんとの朝のランニングの集合時間に盛大に遅れてしまった訳か…。それは申し訳ない…。」


「いえ、別に高島さんに何も事故とか病気になったとかそういう事では無かったので別にまた、次の機会で大丈夫ですよ?」


「いや、今日は朝からの仕事では無くて昼近くからの仕事だから少し走ろうか…。それにせっかく着替えてもらって何もしないでまた着替えてもらうと言うのも気が引けるしなんか申し訳なさがある…。あとは、俺も最近仕事とかで色々忙しくて運動不足を感じることがあったからなぁ。」


「別にまた着替える事自体に申し訳無さは感じなくても良いですけど、まぁ高島さんがどうしても走りたいと言うのであれば一緒に走ってあげますけど?」


「あ、うん…。着替えるからこの部屋の外に居てもらえないか?」


「え、私は別にここで着替えてもらっても大丈夫ですよ?それに鍛え抜かれた身体見てみたいですし?」


「いや、俺の方が嫌だから勘弁してくれ…。はいはい、出て出て。」

舞美さんを俺の部屋から出して思わず溜息が出る。


俺が舞美さんを部屋の外に出したのは女性の前で着替える事が恥ずかしいという気持ちももちろんあったが、何と言っても話ながら俺に向かってボディラインを強調してきたところである。


さすが、読者モデル(読モ)をやっているだけあって美しさに関しては姉の華南さんとはまた違ったギャルっぽいけど美のセンスがある。


ただ、舞美さんと話していただけなのに変な汗と謎の背徳感がある。


「全く、双子姉妹なのに2人ともキャラ濃いよなぁ…。まぁ。でもあの美しさで大学の男子の多くの視線を集めていると聞いたことがあるって丈瑠が言っていたなぁ…。」


俺は運動しやすい服に着替えて部屋にある布団とかを簡単に整える。


「ねぇ~男が着替えに何分時間かかっているんですか?着替え終わったら早くランニング行きましょうよ?」


壁の向こうから舞美さんの声が聞こえる。


もしかしたらさっきの独り言も聞こえていたのでは…。


俺は部屋を出ると目の前に舞美さんが居た。


「遅いですよ? 高島さん…。早く行きますよ?」


「ああ、悪い。待たせた…。」


「あと、さっきから私のランニングウェア姿凝視しないでくださいよ?起きた時からずっと見ていましたよね?私のこと?」


「い、いや、見ていない。メガネをかけていない時ってどこに何があるか分からないからたぶん全く見えていないはずだよ…。」


「あ、そうですか…。じゃあ。今もあんまりじろじろ見ないでくださいよ?私のこの姿だけでなくて顔とかも含めて全体的に見てくださいよ?」


見て欲しいのか見て欲しくないのか分かりづらいなぁ。

女の子を扱うのは難しいね。


「あ、うん。準備できたから行こうぜ?」


「高島さん、いま完全にスルーした時の顔になっていましたよね?私に興味ないってことですか?興味があるのは華南だけですか?」


「刃物のような言葉を吐くとはねぇ。まぁどっちも大事だと思うよ…。」

俺はどういっても不正解になりそうなので、ほんわかに自分の回答を言う。


「ラノベのハーレムみたいな作品の主人公がヒロインを含めた色んな女の子に言う台詞みたいでなんか私もその気持ちに含まれていて嬉しいような、微妙な気持ちになりますが、まぁ今日はこれで良いことにしましょう。行きますよ?高島さん。」


「ああ、そうだなぁ。」


舞美さんと話すこと自体が久しぶり過ぎてこの人のキャラを完全に忘れていたなぁと実感した朝の出来事だった。



その短編作品ですが、「ヒマダナマコト」と検索してもらえれば出てくると思います。

気になる方は是非!

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