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第88項「はじめての妹以外の女性との休日の過ごし方⑥」

アクセス数伸びてます!!

映画はクライマックスの場面に行って良い形で終わった…。


登場人物達の恋愛関係が上手く整い全員がハッピーエンドで終わった作品だった。


映画の上映自体は終わったが、しばらく登場人物達のハッピーエンドの余韻に浸っていた。

そして俺の右手は最後まで華南さんの左手と握りあったままだった。


たぶんだが、映画の折り返し地点からずっと手を繋いでいたのか少し右手が痛いが、華南さんが最後まで離そうとしなかったからだろう…。


スクリーンに登場人物たちの恋愛模様を視覚的に観てその席の隣には3次元の女性が俺の右手を握りながら座っているんだから、一人で映画を観るのとではドキドキ感の次元が全く違った。


それと同時に基本人と一緒に映画を観る事は少ないのでビジネスパートナーでありながらも妹以外の女性と映画を観てなぜか手を握っているこの状況に背徳感を覚えてしまう。


この場に丈瑠や妹の聖奈が居なくて本当に良かったと思う。

あの2人がここに居たら何を言われるか分からないしめっちゃからかわれそうな気がする。


「映画終わっちゃいましたね?」


となりから華南さんの声がすぐ近くに聞こえる。


「ああ…。面白かったなぁ…。良い終わり方だなと思ったよ。」


実際大学生が同棲生活をするというのはまぁまだ現実感あるけど、高校生が同棲生活をする事を認めてくれる親もどうなんだろうなぁとは感じたが、普通に楽しそうだなぁと思いながらも高校のクラスメイトとかにばれないように過ごすのは大変だろうなぁと言う感じもする。


「せんぱい…。結局私達手を握りあっていましたね?私が強めに握ったら先輩の方も強く  握り返してくれたので嬉しかったです…。(赤面)」


この人顔赤すぎだろ…。恥ずかしいならわざわざ口に出さなくてよいのに…。


「俺も最初華南さんが握ってきたときは”え?”ってなってどうすれば良いのか分からなくて困ったけど、握りかえしておけばよいのかなと思って…。」


「とりあえずこの部屋を出ますか?もう既に人は居ないようですし…。」


「いつの間にか、他の人が居なくなっているな…。」


俺ら以外に人はおらず気持ち急ぎでシアタールームを去る。


椅子から離れる時に”カップルシート”の方に目を向ける。


こいつのせいなのかお陰なのか分からないが、華南さんとの仕事意外な面での距離が少し縮んだような気もする。

…と言ってもただ、手を握っただけだから縮んだと言えるのか分からないけど…。


今後”カップルシート”という話題で何かエピソードを話してくださいと言われたら今日のこの2時間弱の出来事を話せばよいだろう…。


映画館の建物を出ると外はまだ日差しが残っていて暑さがある。

でも優しい風が俺の頬に当たって気分的には悪くない…。


「このあとどうしましょうか?」

となりを歩く姫が口を開いた。


「ポップコーン久しぶりに食べて美味しかったけど、ずっと食べていると口の中の水分持ってかれるなとは感じていたからどっか店でも入って、映画の感想でも言い合いながら何か飲む?」


俺は提案する。

口の中が塩とキャラメルが混じりこのままの状態で帰るのは少ししんどい…。

それに映画を観た後は感想を言い合うのが一番だと雑誌に書いてあったから普段感想を言い合うことが無い俺にとってはどういうものなのか気になっている…。


「そうですね…。そうしましょうか…。私もポップコーンをずっと食べていたので口の中が乾いてしまって水分を欲しいと思っていたのでそうしましょうか…。」


俺らは椅子に座れて水分補給ができる場所を探す。

しかし、この大型商業施設はとにかく敷地が広く自分が今どこにいるのかも分からない…。


本当にこんな広い土地よく見つけられたなぁと思う。


夕方に近づいている事から映画を観る前には多くいた小さい親子連れの姿は無く高校生や大学生のカップルや友達同士といった若者が多く歩いていた。


俺らって傍からみればカップル同士に見えるのかなぁ…。

俺は街頭インタビューで2人の関係を聞かれたら仕事仲間ですと言い切りそうな気がする。


実際その通りだから間違いはない。


俺は微笑みながら歩いている男女の姿を見ながら考える。


それから先ほどから華南さんに注がれる視線が良く目立つ。

カップルの男の方が華南さんの姿に釘付けである。


この人服装関係で目立っている印象はないが、たぶん存在、いやオーラが他の人とは違うのだと思う。

「せんぱ~い、あの店にしましょうよ。」


俺は指で刺された店の方に目を向ける。

お昼ご飯を食べた時のようなビンテージ系の店ではなく若者をターゲットにした外観も明るめのお店だった。


「ああ…。そうだな…。そうするか…。」


「せんぱいは何を飲みますか?」


「俺は無難にジンジャーエールだなぁ…。華南さんは?」


「このアイスティーにします…。」


「ほう…。」


このお店飲み物のほとんどに生クリーム関係を用いているからなに頼むんだろ?

確か華南さんはクリーム系苦手だったような…。

それでもクリーム系を頼むのかな?


「いま、クリーム系の物を頼むとかじゃないないんだとか思いました?」


「いや、思っていないけど、この店のメニューやたらとクリーム系が多いから入る店間違えたかもなぁっと…。確か華南さんクリーム系苦手じゃなかったけ?」


「苦手ではないですけど、積極的には食べないだけですよ…。でもそのこと覚えてくれていたのは嬉しいです…。」


「まぁ、一応仕事でも大学でも一緒の居る事が多いからなぁ…。まぁそういう契約を結んだからだけど…。」


「嬉しさで終わろうと思っていたのになんか余計なこと言われて少しむっとします…。」


「おれ、間違った事言った?とりあえず飲んで口の中の水分を取り戻そうぜ…。」


「はい…。そうですね…。」

なんか華南さんの機嫌が微妙に悪くなった気がした…。


俺なんか余計なこと言ったかな⁉


俺らは映画の感想を言い合う事と口の中の水分を取り戻す作業に集中する事にした。

次回映画の感想を言い合う回の予定。



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