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第86項「はじめての妹以外の女性との休日の過ごし方④」

映画見る前に座席のつくりに驚く俊明…。

俺と華南さんは会計をして外に出た。


太陽が俺らの頭上の上の方に位置していて眩しい。


「はい。行きますよ?先輩。」


「おう、今行くよ~~。」


映画館は少し歩いたところにある建物の3階に入っている。

天気が良いので歩いていて少し暑さを感じる。


日中は七分袖くらいでも十分に過ごせるな感じ俺は一枚上に着ていた服を脱ぐ。

華南さんも俺が脱いでいるのを見て脱ぎ始めた。


「せんぱい、今日けっこう暑いですね?」


一枚脱ぐと白基調の服を下に着ていた事が今になって分かる。


「それなぁ。駅着いた時はそこまで暑さや日差しを感じなかったのになぁ。」


数分歩き映画館が入る建物の中に入る。

冷房がかかっている訳ではないが、周辺の建物からのビル風が身体を冷やしてくれるのでありがたい。


「先にお手洗いから行ってそのあとに事前に予約したチケットの発券をしてそのあとにポップコーンや飲み物を買う感じで良いか?」


「そうですね。それで行きましょう。お手洗いが終わったらその周辺で待っていてもらえますか?」


「分かった。」


それぞれお手洗いを済ませて、券売機の所に行く。

俺と華南さんは券売機の前に並んで発券をする。

「え~と、最初に予約番号を入れて、発行のボタンを押せばチケットが出てくる流れですね。予約番号は201209と…。あれ?先輩この画面見てください?」


「どうした?なにか起きたか?」


「なんか、”既にこの席のチケットは発券されています”と表示されてしまうんですよ…。」


「もう1度同じ動作をやってみてそれでも今と同じように表示されたら総合受付の人の所で聞いてみよう…。」


結局同じことを繰り返しやってみたがこの券売機の画面は”既に発券されました”の一点張りだった。


受付のところで現状を説明して確認してもらったところ、どうやら同じタイミングで同時に席の予約がされてしまいそして既に発券されたようだった…。


「すいません。たぶんこちらの不手際によるものだと思います。申し訳ありません。席についてなんですが、ちょうどいま予約状況を確認したところカップルシートがキャンセルされたのでそれを今回は無料で利用していただくことでお願いできませんでしょうか?」


カップルシートってあの恋人同士が映画を観る時に座ることが許されるプライベートスペースを守ってくれる椅子の仕切りが無いあれを利用するという事か…。

たぶん、このスタッフは男女で映画を見に来ている事からカップルだと判断したからこのような提案をしてくれたんだろうけど、俺はさっきの食事の時だけでキャパがいっぱいいっぱいだから金を払ってでも一人用の椅子に座りたいというのが本心だ。


「あ、そうだったんですね…。はい…。え~と、無料で利用できるのであればそれでお願いします。先輩もそれで良いですよね?」


華南さんも少し驚いたような顔をしていたが、すぐに元の顔に戻った。


「あ、そうだな。良いだろう…。」

まぁ無料で使わせてくれるというならお金が無い大学生にとっては好条件だろうからここでOKという事で今回は許そう…。


カップルという言葉が足されて少し動揺したが、きっと普通の席であると信じたいし、まぁ席の確保を映画開始前に今からやるのは酷だから効率性と言う面を含めて考えたらこの選択は妥当だと思いたい。


「それでお願いします…。」

カップルシート利用という事になりその際のチケットを受取り俺らはフードコーナーに行く。


「せんぱい、ごめんなさい。なんか席が上手く取れていなくて…。」


俺は何と言葉をかければ良いか分からなかったが、本心を言う。


「大丈夫だよ。そういう失敗もあるよ。」


そうは言ったものも”カップルシート”に華南さんと座る事になるとはな…。


「そうですね。気持ちを切り替えて楽しむしか無いですよね?飲み物とか買いましょうか?」


「ああ。そうだな。華南さんはポップコーン何味が好きなんだ?」


「わたしは、ダントツキャラメル味ですね。先輩は塩味とかですか?」


「よくわかったなぁ。キャラメル味も好きだけど塩のしょっぱさが堪らないと思う。」


「じゃあ、こうしましょうよ。ハーフ・ハーフセットを注文しましょうよ?私はキャラメルを先輩は塩味を基本的に食べて飽きたら違う方をそれぞれ食べるとかどうですか?それと飲み物も合わせて1,100円くらいっぽいので?」


「そうだね。その考えに賛成だわ。」


飲み物とポップコーンを抱え俺らはシアターの方に入る。

映画館はやはりこの微妙な暗さがドキドキするしわくわくするんだよなぁ。


映画自体も高校時代は部活に入っていなかったので放課後に結構観に行ったりしていた。

あの時は5回に1回くらい丈瑠と一緒に行くことがあったが基本的に一人で楽しんでいた気がする。


だから、ポイントカードとかも結構なところまで溜まった覚えがある。

あのポイントカードどこにやったんだろ?

今日持っていたら使えたかもなぁ…。

でもその前にポイント利用期限が来ているからそもそも無理な話か…。


あの時を思い出しながら今は連れと一緒に映画を観に来ている自分がなんか新鮮な気持ちである。


それも女性と休日に足を運んできたことも高校生だった自分が想像することは難しかっただろう。


そんなことを過去の事を思い出しながら俺は席を探していた。


「せんぱい、ここですよ。私達が観る座席は?」


俺は言われたところに目を向けるとピンク色に染まりハートをモチーフに座席の作りをして座る部分のモケットもハート模様で一杯だった。


俺は少し息が詰まりそうだったが、華南さんの顔を見るとすこし恥ずかしそうな顔をしながらそっぽを向いている…。


だれか教えて欲しい。この状況は何なのか?


それに座る席もっと広いかと思ったら思っていたよりも密着しないと2人座ることは難しい座席のつくりのようだ…。


俺は一つ溜息をついて映画上映中の密着問題をどうするか考える必要があると感じた…。


ブックマーク・評価増えていてびっくりです!!

気に入ってもらえるような作品作りをこれからもしていきます。

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