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第76項「初デートのプランを幼馴染に相談する ~破~」

長いです。

「初デートの際に注意するべき点が5つあるんだけどまず1つ目から教えるわ。」


「5つもあるのか…。」


俺は用意したノートに書ける準備をする。


「初デートで一番気をつけなければならないことってなんだと思う?」


俺は、少ない脳みそで考える。


「わかんないなぁ。服装とかか?」


「そう。服装の含めて、デート当日はいかに清潔感に気を配るかが大事になるんだ。例えば、俺が実践していることだけど、前日の夜までに当日出掛ける際の服を用意しておくんだ。もちろんその服にはアイロンがけも忘れないようにな。」


丈瑠が実践している事なら間違いはないだろう…。たぶん…。


「なるほど、アイロンをかけてしわ模様をなくすくらい綺麗な服を用意した方が良いってことか?」


「そうだ。初デートでは最初の印象がとても大事になってくる?もし相手が当日いかに良い服を着ていたとしてもしわ模様が付いている服だった何か微妙な気持ちになるんだよ。」


「服装は大事という事だね…。」


俺はしっかりここまでの話の内容をメモに取る。


「あとは、男性の場合だとひげとかは剃り残しが無いように普段より丁寧に処理することだ。まぁ。トシはここまでは普段からできているから心配はしていないけどなぁ。」


「じゃぁ、どこが心配なの?」


「トシの場合は、その髪の毛だよ。おまえ、高校生から一度も切っていないだろ?いくらなんでもそろそろ切った方が良いぞ?」


「さすがに高校生の時から切っていないということは無いわ。」


高校生から切っていなかったら前髪で文字を見る事も出来ないだろう。


「じゃあ、前切ったのはいつくらいだよ?」


「確か、大学2年生になる春くらいだった気がする…。」


「いや、それ前切ったレベルじゃないぞ?ここ1年以上は髪は切っていないと言うことか…。女子だって1年間に1回は切っているはずだよ?」


「じゃあ、あれだな。トシはデートに行く前に髪を切りに行く必要があるなぁ。」


「えぇ~~。俺、今のこの髪の感じ気に入っているんだけどなぁ。」


「まぁ、トシの事だからそう言うと思ったけどさ、もう少し整えた方が良いぞ。特に左側の前髪とか完全に目が隠れていて俺はここ何年かトシの左目を見た覚えが無いんだよなぁ。」


「人に見せる目では無いからなぁ。」


「とりあえず後日一緒に俺が普段通っている美容室に行くぞ?いいなぁ。お前の髪は意外と艶があって丁寧に洗われている感じが見ていて分かるが、その髪型は少しひどいから髪は切るんだけど、どっちかというと髪自体の長さを揃えるのと髪型を少し変える感じにすると良いと思うよ。」


「分かった。そういうことは丈瑠の言う通りだからそれに従う、」


「じゃぁ。髪に関してはこれで良いなぁ?次は当日の服装だ。トシって普段どういう服を着るの?」


「俺は、大学に行く時は、ジーパンにTシャツに上にボタンが付いた服を身にまとう感じかな。仕事に行くときはスーツが多い。まぁ、あとはうちの会社独自の仕事服を着ているときもあるかなぁ。家に居る時は大体高校時代に使っていたジャージ姿で居る時が多いなぁ。」


「まぁ、大学や仕事に出る際の服装に関してはそこまで思っていたよりも酷くなかったなぁ。ていうか…。高校時代のジャージまだ着ていたんだ?」


「家に居る事が余り多くないから別に何でも良いと思って高校時代のジャージを着ている感じだね。」


「そうだなぁ。服とかは今着ている服とか見てもいつも上着とかの羽織る系の服は黒基調が多いからもう少し(いろどり)があった方が良いとは思うなぁ。初デートの時で無くても良いけど、もし華南さんがコーディネートが得意で服を選んでくれそうだったらそういうデートもありかもなぁ。」


意外と服に関しては言われることは無かったが、2回目?のデートがあるかどうか分からないけどもしそういう機会があったときは服を一緒に選んでもらえないか聞いてみたいと思った。


「最後は靴だなぁ。靴も服とかと同じで当日だと忙しいかもしれないけど、前日くらいまでに靴は磨いておいた方が良いぞ。靴もけっこう見られるポイントだからなぁ。あと、トシに言いたいこととしては、黒以外の靴も1足くらいは持っておくと良いと思うぞ。」


「う~ん、まぁそうなんだろうけど、俺いつも靴を選ぶ時ってさ防水機能があるかどうかで判断するんだけど、大体そういう機能が備わっている靴って黒が多いんだよなぁ。」


「ああ、そういう理由なのかぁ。まぁトシの場合仕事用とプライベート用で靴を分けてみても良いかもなぁ。あとで靴も探しに行こうか?」


「マジ助かる。たぶん俺一人では永遠に決める事はできないと思う。」


「まぁここまでのまとめとしてはとりあえず服装も身だしなみも清潔感があるようにするのが大事だからなぁ。そうすればかっこよさが増すからなぁ。」


「それ、俺は何も思っていないけど、イケメンのお前が言ってもただの嫌味にしか聞こえないからなぁ?」


「それ、絶対トシ自身も思っているだろ?」


「どうだろうね。」


「次に移るぞ。初デートというのはたぶんとても緊張すると思うんだよ。」


「丈瑠でも初デート行った時緊張したの?」


「そりゃあ緊張したよ~~。心臓バクバクだったよ。特に最初の方は…。今思い出してもあの時よく乗り切れたと思うもん…。まぁ俺の話は置いておいて…。それで初デートの時はドキドキする事をやると良いんだよ?」


「自分自身は緊張しているのに、そこから更にドキドキする事をやるって心臓が持たなそうだなぁ。その理由はなんでなの?」


「人は好きな人、もしくは気になっている人と居ると心拍数が高くなるんだ。極上のドキドキ感を互いに共有すれば自然とそれは愛情に変わることが多いと言われている。」


「普段の時と心拍数に差が付くとは想像できないなぁ~。具体的にどういう事をやればドキドキ感を増すことができるんだ?」


「例えば、遊園地などの絶叫系の乗り物に乗るとか、激しいスポーツを一緒にやったり見たりしたり、劇的な展開が起こる映画の鑑賞したりとかするのが例だ。」


「絶叫系は苦手だなぁ。まぁ今の3つの例を参考にするならば映画に行くのが一番実現できそうだなぁ。」


「そうだと思う。トシは昔から遊園地苦手だと思うから映画かスポーツのどっちかを選ぶと思う。ただ、華南さんがスポーツが得意かどうか分からないから無難に今回は映画にするのが良い選択だとは思うよ。」


「そうだな。」

俺は”映画鑑賞”とメモを加筆する。


「映画ならカップルシートとか設置しているところとかあるから上映中に手をつなぐことができるかもしれないし、お互いの距離が縮まる事は間違いないと思うよ。」


「映画って一人か妹と行くもんだと思っていたから、なんか新しい考えを知った気がする。」


「ちなみにトシはどういう映画見るの?」


「大体アニメの劇場版を見る事が多いかな。だから当日どういうタイプの物を見ようか悩んでいる。」


「まぁ、華南さんの好みにもよると思うけど、王道なのは恋愛映画が一番失敗する事は無いと思うよ。」


「そうだな、参考にさせてもらうよ。」


「じゃあ、次だな。初デートというのは長ければ良いという訳ではないんだよ?」


「え、そうなのか?」


「もしトシの中でやりたいことが完全に決まっていれば午後一、13:00スタートとかでも良いと思うけど、ノープランデートとかだったら短めで、15:00くらいからのスタートでも良いと思うよ。限られた短い時間を共にしてもっと一緒に居たいと思わせたところで名残惜しさを演出すると良いんじゃないかな?」


「確かにまだ、完全にプランを決め切れていないから15:00~スタートというのもありなのかもしれないなぁ。仮に15:00スタートだとしたら大学がある平日の放課後とかでも良さそう。」


「そうだね。平日とかでも良いけどあえて休日にしても良いかも。休日に会う事で少し特別感が出るかもしれない。」


「まぁ、日程に関しては華南さんと要相談だなぁ。次に3つ目は?」


「3つ目は、さっき”初デートの時はドキドキ感がある物をした方が良い”と言ったと思うけどそれに少し似ているんだけど、デートプランの中に暗い場所に行くのが良いんだ?」


「なんで?」


「それはドキドキ感を増やすためだよ。例えば遊園地にさお化け屋敷ってあると思うけどさ、お化け屋敷ってまぁ普通2人以上で入ると思うけど、仮に男女が一緒に入ったとするとたぶん女子の方が怖がってしまって男子の腕とかにくっつくことが考えられる。そうすることでいつの間にか親密度が高くなるきっかけになるんだ。」


「そうなのか…。暗い場所って男女の仲を深める効果があったとは知らなかったなぁ。」


「ロマンティックな場所って基本的に暗い場所が多いんだよ。例えば夜景が見える場所とかさ。そこで告白とかすると成功率が高まると言われる。実際上手くいくか行かないかはその人達の問題だから一概には言えないけど、真昼間の場所よりは暗い場所で近くに居た方が距離と親密度が近くなるはずだ。」


「だから、映画とかに行くのは良いという事になるのか?」


「そういう事。華南さんみたいな少し距離を縮めるのが難しい人でも映画は基本的に上映中も暗い状態が続くから心の距離も縮まりやすいと思うんだ。」


さすが、恋愛スペシャリストは言う事が違うな…。


華南と俊明のデート回が楽しみだと感じていてまだブックマークしていない人は是非して下さい。


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