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第47項「幕話~新前華南side⑭ 先輩について考える~」

10月入りましたね。


昨日左腕が痛くてタイピングできなかったので投稿できませんでした。すいません


私は先輩の背中を見送って”ろ号館”の3階の教室に入る。


私は先輩以外で仲が良い人は居ない。


妹の舞美とは家では普通に家族として話せるが、大学で会ってもあまり話さないことが多い。


理由としては、性格が両者で全く異なるからだ。


舞美は昔からギャル系(ギャルに見えるけど実際は違う)で一見バカそうに見えるけど実はかなり学習能力が高くて、容姿良くて家事全般もこなせるのだ。


そして男女関係なく仲良くできるタイプでクラスの中心的な存在だ。


そんな誰とでもすぐに友達ができる舞美が少し羨ましかった。


私は大学で同学年の友達を作る事は半ば諦めている。


今は、頼りになるが少し鈍い先輩がいるから依存する訳ではないけど、けして一人ではないと思っている。


私はそう思いながら日本史基礎Ⅰbの授業を受けていた。


私が所属している文学部総合文芸学科で学ぶ内容は高校で言う歴史・英語・国語といった教科の内容を履修する必要がある。


そもそも、この学部・学科に編入を決めた理由は、今後小説を書く際に知識を広く増やしておけば作品作りにも繋がるのではないかと思ったからだ。


もう一つの理由は、学部に所属している男女比率で男性より女性の方が多いので、男性と一緒にいる時間を極力減らしたいと考えているからだ。


でも先輩に出会ってビジネスパートナーではあるが、男性と一緒に過ごすことが多いからこの学部に編入した理由とは結果的に異なる形になった。


まあ、誰かしら知り合いができ、かつ信頼できそうな人に出会えたから良かったと思っている。


因みに次の授業の日本史は、自分は結構歴史とかは昔から好きなので昼食摂った後で普段の他の授業なら眠くなるが、この科目においてはそういうことはあまり無い。


でも今日は余り集中できない自分が居た。


理由はこの授業が終了した後に仕事ではあるが、先輩と2人で私が日々お世話になっている仕事場に行くために都内まで電車に乗って移動するからだ。


移動の際に何を話そうかな。

先輩はどういう話題が好みなんだろう。


今まで妹と電車移動していた時は大学の授業や履修登録の方法とかちょっとしたたわいの無いことを話していたので、緊張することなく話していたが、今日は男の人と移動なので今から緊張する。


前から先生の声が聞こえる。


「はい、今から歴史はなんで勉強するべきかを隣の人と話してください~~。時間は5分です。答えはないので自分が考える理由をあとで言ってもらいますからね。」


私は思った。

日本史基礎というから高校時代にやった日本史bでやったように通史として紀元前から私達が生きている時代まで更に深堀して学習していくのかと思った。


でも導入として、歴史を勉強する意味から入るとは予想できなかった。


私はしばらく考えていたら、隣の席から声がかかった。


声がかかった人に視線を向けるとセミロングで茶髪の女性だった。


なんとなく自分より一つ歳は上な気がする。それに大人の女性感が漂ってくる。


「え~っと、私は歴史を勉強するのは現在や未来に進むための指針として過去を振り返ってから考えるために歴史を勉強するのかなと思うんけど、あなたはどう思う?というか、名前なんで言うの?」


あ、いきなり自分の意見をぶつけてきた。

はっきりと自分の意見を言える人なのかな…。


「あ…はい。私は新前華南と申します。先輩の名前もうかがっていいですか?」


正直、この時点でけっこう緊張している。

普段大学で女子学生に声かけられる事なんてないからだ。


「あ、わたし?てか、なんで私が先輩だと思ったの?」


その話しかけてきた先輩の方は少し困惑しているような感じだった。


「話し方と大人な女性の雰囲気を感じたので、そうなのかと思いました。間違っていたらごめんなさい。」


正直に述べる。


「いえ、すこし驚いてしまっただけだから、私の名前は宮山彩乃よ。よろしくね。それでさっきの質問に対して答えてもらってよい?」


「あ、はい、私も同じ失敗を前に進むときに繰り返さないようにする為に学んでいるのではないかと考えます。」


今、ふっと考えて思ったことを彼女に伝えた。


「なるほどね。私は4年生で文学部英文学科何だけど、新前さんは何年生でどこの学部なの?」


「私は、文学部総合文芸学科3年です。」


「学部は私と同じだね。歳は私より1つ下なのね。そうだ、私と連絡先交換しようよ。」


この人話して5分しか立っていないのにもう連絡先交換するとかコミュニケーションお化けだ。この人とうまくやれる自信が全くない…。


「あ、はい…。良いですよ。こちらこそよろしくお願いします。」


私は会って5分しかたっていない人に連絡先を教えてしまった。


この人は何を理由に私に声をかけてきたんだろう。


ただの授業でたまたま隣になっただけでの軽さなのか…。


今後、メールがどういう展開で来るかによっては対策を練ろう。


「そういえばさ、さっき昼休みも終わるくらいの時にさ、身長が180㎝くらいの男性にぶつかってしまってさ、最初はその人に対して”ちゃんと前向いて歩けよ”って思わず口にしてしまって彼に言ってしまったんだけど、彼の方はすぐに私に謝ってくれてね。私ぶつかった時に膝を擦り剝いてしまって出血してしまったのよ。彼は手際よく消毒作業してくれて、一応私に非があると思って謝ったんだけど、彼に言い過ぎたなと思っちゃって。それに彼の顔良く見えなかったけど、すごいカッコいい美男子という顔ではなかったけど、普通にそこらの周りの男子よりはカッコいいなと思ったんだ。」


「なるほど、ぶつかってしまってかつ彼の方は謝ってくれそして宮山先輩の膝を消毒してくれて、よ~くそのぶつかってしまった彼の顔を見たら意外と良い見た目の男性だったという話ですか?」


「そう、かっこよかった。もう1回ちゃんと御礼言って連絡先交換してほしい~。」


私は思った。

手際よく消毒作業をでき180㎝以上の身長を持ち本人は気づいていないけど実は顔の偏差値が比較的に高いという男性を。


都内に向かう電車の中で、先輩に聞いてみようと思った授業時間だった。


新前華南sideはとりあえずこれで終わりです。

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