第22項「GW2日目~妹とのデート編①~」
兄妹デート編本格的に始動!
昨日の20:00過ぎに間違って
第21項を更新してしまったのでまだ読んでいない人はそちらを先に読んでから、第22項読んでください。
俺たちはイベントがある会場に向かっていた。
それにしても今まで仕事とかで実戦形式で闘ったことは何度もあるけど、あんなに観衆が居る中で返り討ちしたのは初めてだった。
妹を守るのに必死だったが、終わってしまうと自分何やっていたんだっけという気持ちにもなった。
そして観衆に言いたかった。見世物じゃないよ、と。
まあ、とりあえず聖奈に何も怪我とか無ければ良いわ。
「お兄ちゃん、さっきはありがとう。まさか、あんなに多くの人が見ている中で私を守りながら闘ってくれたお兄ちゃんはかっこよかったよ~。ますます好きになっちゃうわ〜。話変わるけど、今日の私の服装どう?へんじゃない?似合っている?」
聖奈は上目遣い使って俺を見ながらその場で一回転する。
俺がかっこいいというのは建前であるなと思ったのはさておき。
この会話って普通恋人同士がやるんじゃなかったけ?
俺はそうラノベという名の教科書で読んだ気がする。
兄妹デートでの会話でもするのかな?
俺は聖奈の服装を上から下まで見る。
前に俺の家に突撃した時は学校の制服だったが、私服も良い。
自分の妹を目の保養にしてよいのか疑問だが、これは黙っていよう。
前会った時より目線が近いなと思ったらヒールっぽい物を履いていた。
なるほど、これで身長をあげる作戦なのね。
うん。分からない。
女性が着る服は名前とか良く分からないけど、聖奈は何着ても絵になるので問題ない。
周りから見れば恋人ぽく見えるのかもしれないが、俺らは兄妹です。
何回も言うよ。全然似ていないけど…
でも周囲の人は聖奈の大物オーラによって二度見する人とか居る。
カップルとか見ると男が聖奈の方に目が行き、連れの相手の女の子に怒られている。
しょうがない、こんな宝石みたいに輝いている女子が歩いていたら。
聖奈とどこか出かけるといつもこんな感じだ。
「え、聖奈は何着ても似合うから。大丈夫だよ~。よく似合っているよ~。」
俺は返答する。
「え、そう。良かった~。お兄ちゃんとデートするの本当に楽しみにしていたから、昨日は全然眠れなかったよ~。」
楽しみだとしてもちゃんと寝ような。
聖奈は俺の手をひきながら歩く。
歩きながら話していると、会場が見えてきた。
「今日、お兄ちゃん、ちゃんと来てくれて良かったよ~。てっきり来ないとなったらどうしようかと思ったよ~。」
「待ち合わせをすっぽかす訳にはいかないさ。それに兄妹であんまり出かける機会も次いつあるかわからないしなあ。」
「そうね、お兄ちゃん私より仕事の方が命だもんね。」
急に冷たい声になった。なに?怖いんだけど。
しょうがなくない?
生きるためには軍資金が必要なんだから。
学費以外は全て俺が払っているんだから。
会場に入ると開催される場所を示す看板が立っている。
どうやら会場はかなり大きい場所のようだ。
これだけ大きい会場を用意できるなら妹が好きになった作家さんと言うのはかなり大物の方なんだろう。
周りを見るとオタクっぽい男性だけかと思ったが、以外にも女性同士の連れも多い。
恐らくだが、女性が読んでも面白い作品を書く作家さんなんだろう。
「今日、トークショー兼サイン会をする人って誰?~」
俺は確認する。
「あれ、言っていなかったけ?お兄ちゃん。「”昨日別れたはずの生徒会長である彼女が翌日から自分の家族の妹になった件”の作者である新島みなみ先生だよ~。お兄ちゃんもすきでしょ?」
好き。大好きである。
なんだと?新島先生のサイン会兼トークショーって俺もいつも応募するけど絶対当たらない高倍率なんだよなあ。
これのチケット取るの。
倍率の点だけ見れば大学入学の時の倍率の方が新島先生のイベントより圧倒的に低い。
「まじか、もちろん俺も好きだぜ。」
ヤバイ。めっちゃ楽しみ。
聖奈の運強いなあ。
すげ~などこで入手したんだろ。
てか新島先生ってことは新前のイベントに参加できるという事だよあ。
俺は新島先生と言うのは新前華南であるという事を彼女の家族以外では唯一知っている。
変に緊張するなあ。
聖奈は新島先生が新前だと分かっているのかな。
とりあえず聖奈が気づくまでは黙っているとしよう。
新前は新島みなみとしてどのくらい変装して今回のイベントに参加するのだろう。
「それでは新島みなみ先生のトークショー兼サイン会をはじめま~す。」
いよいよイベントも開始のようだ。
ファンの熱い熱気が会場をさらに盛り上げようとしていた。
兄妹で出かけることはデートいうのでしょうか。
私はよくわかっていません。
聖奈ちゃんがデートだと言っているのでおそらく兄妹で出かけることもデートなのでしょう。




